小田原での塗装工事は順調に進んでいる。
シーラーを塗った後にタスペーサーを挿入した。
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シーラー塗布前に縁切りはしているけど、糊のような性質のシーラーを塗った後には、スレート瓦の上段と下段が、またくっついてしまうので、皮すきや、内装バール、縁切りカッターなどで、スレートを浮かしてから入れる必要がある。一般的な住宅で80平米程度の屋根の場合、サクサクとやっても、この作業だけで2-3時間はかなる。
挿入する場所の近くにバール、皮すきなどを突っ込んで、てこの原理でスレートを持ち上げてから押し込む。
タスペーサーを挿入することによって、上段と下段のスレートの間に隙間が確保されるので、ここから内部に溜まった水が抜けてくれるようになる。スレート瓦の塗装工事をやるのであれば、スペーサーを挿入する施工をするのが良い。
屋根全体で1000個くらい入れる必要があるので、それなりに手間と時間がかかる作業だ。タスペーサーを挿入する前に「縁切り」と言って旧塗膜で、上段と下段のスレート瓦がくっついているのを剥がす必要もあるので、それも合わせると、塗装そのものの作業より、むしろハードで時間と手間がかかる。大変だけど、効果を知っていれば、やらないという選択肢はないように思う。
しかし、実際のスレート瓦の再塗装の際に、この施工がなされているのは1-2割程度だと思われる。
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コメント
とてもマジメな屋根塗りに感心しました。これを見た人から頼まれるわね。25年前に新築から住んでいた同じスレート屋根にはこのスペーサーが100米の2階屋の屋根に約100個位(ここには1000個)でしたが何センチメートル間隔が常識なんですか?
薪ようこさま:
何センチ間隔ということではなく、一枚のスレート瓦に対して、2枚挿入が基本です。スレート瓦の両端から150ミリのところが標準です。