昨日の記事で薪ストーブで魚を焼いたことを紹介したけど、魚を焼くのは弱めの熾き火だ。当然、その前には炎がユラユラと燃えている段階がある。このときに、ただ眺めているわけではない。夕食に美味しいオカズがあっても、白いご飯がないとはじまらない。いただいた美味しい銚子のお魚にふさわしい、美味しいご飯を薪ストーブで作っていた。
毎日食べるご飯も薪ストーブで炊くと、電気炊飯器とは全然違う。最近では電気炊飯器も土鍋や釜の味に近づけようと頑張っているけど、所詮、本物とは比較にならない。お米の粒一つ一つが立っていて、絶品になるのだ。薪ストーブが稼動している時期には、使わないともったいない。オカズだけでなく主食も薪ストーブで作れるのだ。
このように薪ストーブはその時の火力に応じた最適な料理がある。ちなみにご飯を炊く前の薪ストーブを全開で立ち上げている時には天板で味噌汁を作っていた。ドブレ700SLの熱源だけで夕食は全部作れた。
鉄のダッチオーブンでもできないことはないけど、鉄臭さが米に移ってしまって、どうも美味しくいただけない。ダッチオーブンでやるのはパエリアとかの味がついているものにした方が無難だ。
やはり白いご飯は土鍋に限る。熾き火がたっぷりで炎が上がっている状態が最適だ。もし炎が足りなそうだったら細めの薪を数本入れて炎を立ち上げてやろう。五徳を置いて、土鍋を投入すれば火力にもよるけど、10-12分くらいで火から降ろせる。その後15分くらい外で蒸らせば完成だ。
五徳と土鍋があれば、毎日のご飯を薪ストーブで、美味しく炊くことができる。消費電力の大きい電気の炊飯器を使わなくて済むので大幅な節電にもなる。