ヴィンテージの背面のヒートシールドは本体と一体化している。取ってつけたようなものが多い他社のものと比べて美しいし、壊れにくい。このヒートシールドはかなり高性能で、25mmの断熱空気層+不燃材仕上げの炉壁であれば80ミリまで背面を近づけることができる。設置の際にスペースを有効に使うことができる。
外気導入ダクト取り付け部分も標準装備(後部ではなく下部に向けることも可能)
ヒートシールドを取り外して、さらに背面の鋳物パネルの外側を取り外すと、燃焼用の空気の流れを生み出す構造が観察できる。
低い温度で導入した方が効率が良く燃焼する一次燃焼用の空気は温められることなく、すぐに右下から空気調整弁を介して灰受け室へと導入されて、炉底から吹き上げるようになっている。
高い温度で吹付けた方が機能を発揮できる前面ガラス用のエアカーテンや、二次燃焼用の空気はこの部分で長い経路を通過して炉の熱で温められてから吹付けるようになっている。
こういう経路を鋳物の構造で行っていて、可動部分がないことも特筆できる。シンプルイズベストの見本のような造りなのだ。切り替え弁、ダンパーなど複雑な構造になっていると、長い期間使っていると必ず故障するが、このようにシンプルで壊れにくい構造で、なおかつ機能もバッチリというのは秀逸だ。

