薪ストーブで乾燥していない薪を焚くと、全然暖かくないし、煙や煤が大量発生して良いことはなにもない。薪ストーブで使う時には1-2年乾燥させた薪を使いたい。
薪にするのには微妙な感じの、細い曲がりくねった枝でも、短く切って割って乾燥させれば、焚きつけ後の細薪として活用することができる。しかし、薪集めの際に、現場で燃やしてしまって片付けたいこともある。焚き火の場合は上手に焚けば、そういう枝は生木でも何とか燃やすことができる。
燃焼するには「空気」「温度」「燃えるもの」の三つが必要だ。詰めて置くと空気の通り道をふさいでしまって空気が足りなくなる。逆に井桁や小屋のように組んだりすると、空間が空きすぎて燃えるものがその空間になかったり、隣の枝に温度が伝わらなかったりして良く燃えない。
乾燥した薪だったらあまり考えずに適当に置いても何とか燃えてくれるけど、水分を含んだ生木を燃やすのは意外と大変なのだ。生木を燃やす場合には枝を平行に置くのがコツだ。そうすると適度に寄り添って、空気が通り、なおかつ熱が伝わって何とか燃えてくれる。炎の中心から離れている部分は燃えないけど、いずれ燃焼に伴って折れてくれるので、折れたら手で拾って平行にまた置いてやれば良い。
平行に並べて焚くと生木でも燃える