新築住宅に薪ストーブを設置する場合には、壁から出すか、屋根から出すかが問題となるケースも多い。ハウスメーカー主導の場合だと、屋根から出すのを嫌って、壁から出すケースが多い。今回もそんな壁抜きの工事だ。
室内側の炉台周辺部分
今回も壁から抜いて外壁を立ち上げる工事となった。通常だと屋根のひさしに煙突が干渉してしまうので、ひさしを逃がすように上部でさらに曲がりを入れたり、あるいはひさしを抜く工事をして結局屋根を抜くことになったりするのだけど、この家の場合は煙突の部分のひさしを逃がす構造になっている。
新築工事なので、事前の打ち合わせの段階で外壁の内側に、煙突固定金具の下地の木部を入れてもらっている。この下地がないと外壁には木ネジが効かないので、一度作った外壁をはがす大工事となっていまう。