快適な薪ストーブライフを送るためには乾燥した薪を十分に確保することが絶対条件となる。今割った薪が1年後、2年後に温めてくれるのだ。
薪は割ってから1-2年乾燥させないと使い物にならない。乾燥させるに当たって、風通し、日当たり、雨を避けられるなどの3条件が望ましい。日当たりの良い場所を確保するのが難しい場合には仕方ないけど、その場合は風通しと雨避けの屋根は必須だ。
安定しているので蹴っ飛ばしたり多少の地震でも崩れない
乾燥させるために薪棚へ入れている人も多いと思うけど、薪棚をわざわざ作らなくても、乾燥させることは可能だ。まず地面に丸太を敷いて、棒材を置いてやる。これで地面から20センチ以上浮かしてやってから薪を積んでいくのだ。薪は縦横に交互に積んでいき、井桁になるように組んでいけば棚がなくても安定する自立薪棚となる。この上にトタン、波板を乗せて重しをするか、ゴムひもで縛っておけば風で飛んでいくこともない。しかしブルーシートはお勧めできない。風通しが悪くなって蒸れるし、雨がいつまでもシートに凹み部分に溜まって乾かないからだ。
積む時には木の皮を下側にすることによって乾燥が進む
表皮からは水分が蒸発しないので、皮を上にするよりも下にしよう
薪割りする時にはなるべく縦横比が同じ正方形に近い形になるような薪を作ろう
組んだ薪が安定するだけでなく、燃焼効率も上がる
井桁に組む時には強引に、手に取った薪をその場所に埋めるのではなく
適材適所で、水平に安定するような薪を探して配置するパズルのような作業だ