けんいちさんによる薪ストーブと二重断熱煙突の個人輸入の総括

豊橋のけんいちさんの薪ストーブと二重断熱煙突の個人輸入とDIY設置の実例を、これまで数日に渡って紹介してきたけど、本人によるまとめのレポートをいただいていたので、それをこの機会に以下に紹介しよう。
※この記事を読んで、私、川原が個人輸入代行をやっていると勘違いする人がいるかもしれないので、念のために補足しておきます。海外での販売店を見つけること、そして海運業者の手配などは全て個人輸入をした本人の自己責任で行ってもらっています。私は「やり方やノウハウを教えるだけ」で個人輸入そのものには一切タッチしません。


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▼安くついたポイント
共同購入したおかげで薪ストーブを割り引きしてもらった
販売店にB/Lを提出することによってVAT返金対応まで持ち込んだ
関税手続き引き取りを自分でやった
引き取りには会社のトラックを借りられた
設置は炉台、炉壁から、穴開け板金まで自分(友人含む)でやった
簡単な部品は図面を書いて業者に作ってもらった
▼高くついたポイント
注文ミスでフラッシングが鉛製で追加で余分な部品が必要になった
煙突は黒色がよかったので高くついた(塗装代は部品代の2.5割)
海運業者の確認不足のため販売店からベルギー港までの再配達料金が発生した
販売店への梱包指示不足でパレットの燻製処理費用が高くついた
発注まで時間がかかってしまったせいでユーロが2割近く高くなってしまった
→上記5点がなければ軽く10万円ぐらいはうかせれたと思います
▼大変だったこと
販売店とのやりとりがオランダ語と英語だったのでかなり苦労した
海運業者の対応がひどかったので苦労した
塗装されてきた煙突の付属ボルトが使い物にならなかった
共同購入のため購入のタイミングを合わせるのに苦労した
▼すべてを終わってみて
日本での見積もりの半額で設置することができた
とても親切で対応が早い販売店をベルギーで見つけることができた
ベルギー国内での販売店からの引き取り~海上運送~自宅までの配達を一貫で
引き受けてくれる業者を他で見つけることができた
個人輸入のノウハウが身についた
販売店からはオランダ語で、こちらからは英語でのやりとりで意思疎通に時間がかかり
結局コンサルタントを依頼してから設置完了まで約1年かかってしまいました
やってみて川原さんの言うとおり販売店と海運業者の選定が重要だなと実感させられました
途中にいろいろ問題がありましたが、川原さんに相談にのってもらいつつ、ネットで調べまくり
知識をつけて問題をクリアしていきました。
仕事上、CADが使えるので設置確認や海外とのやりとりなどは話が進めやすかったです
予算が無く個人輸入で自分で設置しかないと思い進めだした事でしたが
すべて完了して思うのが本当に長く大変でした。
でも初めて薪ストーブに火を入れたときは本当に感動しました
川原さんのブログがなければ個人輸入&DIYで設置しようなんて思いもつきもしませんでした。
おかげで毎日暖かい薪ストーブ生活を送っています。
本当にありがとうございました。
川原さんが問題なければ、これらの情報を川原さんのブログで紹介してください。
私みたいに予算の都合上、薪ストーブを設置できずにいられる方や
DIYで設置しようとしている方の参考になれば幸いです。
お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。

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コメント

  1. shige02 より:

    ベルギーからの海上運賃が安いのには驚きました。
    2m3くらいの梱包サイズになるかと思うのですが、日本の国内の運賃でも、そんな値段では運べないのではないかと思います。
    共同といっても、バンニング・デバンニングのコストはかかると思うので、本当に安くて驚きました。

  2. かわはら より:

    single02さま:
    確かに今回の運賃は通常より安いですねぇ。

  3. けんいち より:

    たまたま今回だけだったかもしれませんが
    安い運賃の代償にかなりのストレスがたまりました。
    依頼時に確認しなかったのが悪いのですが
    おそらく依頼した海運業者は、ただの仲介業務のみで
    トラブル時の対応はひどいものでした。
    見積もりに安いという理由で選んだのですが
    かなり苦労したので今回の選択は間違っていたと確信しています。
    海上運賃に関しては、送り先が離れているので
    共同購入のメリットは無かったと思います。
    そういう意味では、single02さんのおっしゃる通り格安だったかもしれません。
    ただ自分的には、多少運賃が高くてももう少しストレスなく信頼できる
    業者に頼めばよかったなと後悔しております。
    貨物の大きさは、1.18m3 重量は240kgです。
    ご参考までに

  4. かわはら より:

    けんいちさま:
    フォローありがとうございます。
    多少値段が高くても安心して任せられる海運業者の方が良いということも、今回の教訓ですよね。

  5. 楢林御露羅 より:

    一人じゃムリなことも仲間となら
    出来る良い例ですね。
    お勧めリンクの薪ストーブCLUBなどのコンサル良いかも!!

  6. かわはら より:

    楢林御露羅さま:
    ある程度自分でやってみたいという人にとっては、ちょっとしたアドバイスやコンサルで実現可能なことですから、ぜひ挑戦してもらいたいと思っています。

  7. shige02 より:

    自分は2社使ってますが、今回の荷物なら北米からで、だいたい3?4万かかります。
    今回は本当に格安だと思います。
    基本的に北米の場合、フリーのサービスというのはなくて、何をしてもらにも対価はきっちり要求されますね。ヨーロッパも多分そうなのでしょうかね?
    個人的には、いらないサービスにお金を払わなくていい欧米式が好きです。
    ただ、お金を払ってもまともに仕事をしないこともあるので、要注意ですが。

  8. かわはら より:

    shige02さま:
    何を利用するにしても値段は発生しますねぇ。そしてその値段の高い安いにも、それなりの理由があると思います。