近所の家から「薪ストーブの煙で部屋の中が臭い」「外壁に煤がついた」という苦情を受けたそうだ。
ユーザーがその苦情の主のところに行って、詳しく話しを聞くとトーンダウンしてきて「煙が気になる」「外壁に煤がつきつつある兆候がある」という感じになったそうだ。
最初の苦情のような、煙モクモク、煤が大量発生状態での異常な薪ストーブの使用であれば、苦情はそこの一軒からだけでなく、周囲に隣接する他の家でも同様の意見のはずだ。しかし、薪ストーブユーザー宅の周囲に隣接する家は全て「薪ストーブ使っていたの?」「全然気にならない」「良いことだからバンバン使いなさい」という反応だったそうだ。
そして20メートルも離れたその家からだけの苦情ということから、だいたいの想像がつく。その苦情を言ってきた家の主は犬のように嗅覚が鋭くて、神経質で、薪ストーブの煙突を常時監視しているようなタイプなのだろう。
薪ストーブシーズンも終わりに差し掛かる、最近になって苦情の主の代理人の弁護士名義で「煙が出ない薪ストーブに買い換えるか、薪ストーブの使用を中止してくれ」という趣旨の内容証明郵便が届いたそうだ。弁護士であれば、法的にこのような薪ストーブの使用が問題ないことは認識しているはずなのに、面白い展開だ。
薪ストーブの機種を変えたところで、全くの無煙になるわけではなく、現在の煤や煙の量が1-2割少なくなる程度で、苦情を言ってくる犬のような嗅覚の持ち主からしてみれば大差なく、解決にはならず、無駄な出費となることは明白だ。
もしその苦情を言ってくる家から煙突トップが見えない位置に移動すれば苦情はこなくなるだろうけど、その位置には家の間取りから薪ストーブを設置できる状況ではない。
黙殺するのも、ありなのだけど、
1.煙突の高さをもう少し高くして、到達する煙の影響を少なくする
2.煙突掃除の頻度を上げて、燃焼効率を良くして煤や煙の量を減らす
3.薪の乾燥、太さに注意して、燃焼効率を良くして煤や煙の量を減らす
という対策をするという回答をしておくことをお勧めしておいた。
04月10日(昨日)のデータ
■クリック数 38(6.8%)
■アクセス数 561
コメント
一旦何か(煙のにおい)を気にし出すと、人はどんどん神経質に陥るものなので、こじれるパターンで弁護士っていうのも話し合いを拒否している感じですねー
リンク先にもhttp://maki-stove-club.jimdo.com/煙の多い少ない機種など色々な紹介があり参考になりますが、最終的にはお話し合いでしょうね!
こう言った事を云うお方は、犬であれ何でれ目に付く物全てに、、自分の気が晴れるまでは言い掛かりを付けそうだし。
自分といえば、今のところはご近所付き合いも良好ですが、人の出入りも有る事なので、とても他人事とは思えませんね。
どうしても、薪ストーブは普通の暖房機から見ると、趣味性、特殊性前面に出して来た手前、やれる情勢にないのでしょうけれど、FF化やピザ釜用脱煙装置の適用など、いくらなんでももう本気でやる所が出てきて良さそうな物だと思っています。
費用もうまくいけば、高級2重断熱煙突工事代より下回りさえしそうな気がするのですが。
クラフトマンもやりかけていたやつ、やはり商品化は厳しかったのでしょうか。
SWEETさま:
この案件は、どんな高性能な機種に入れ替えても解決にはならないと思います。
本人との話し合いや代理人を通しての意思表示があっただけ、まだマシなのかもしれません。
何もコンタクトなく、不満を溜め込まれて、ある日突然キレて、刺されちゃったみたいなことが一番怖いです。
いずみさま:
おっしゃる通りで、仮に薪ストーブでなくても、ペットの鳴き声での騒音とか異臭とかでクレームつけるのだと思います。
無人島にでもいかない限り、満足できないと思います。
やはり良好な近所づきあいの維持が大切だと思います。それを作ってけば、後から引っ越してきた人はあまり大きな顔はできないと思います。
山口透さま:
需要と供給の関係で価格が決まってきますから、排煙フィルター装置もお金に糸目をつけなければ可能ですね。
高級二重断熱煙突より安くなるということはありえないと思います。
私も東京都会の住宅街で薪ストーブ設置を前向きに相談して来ましたが家内が近所付き合いから慎重な姿勢。
結局反対に負け諦めました。
あーあ!
でも争うストレスよりは山荘で楽しめば良いかと思うようにしています!
ペレットストーブとかFF式灯油とか暖かくて都会向きの暖房もあるし。
うさぎさま:
都内でも、環境が良いので、薪ストーブ使用も決して不可能ではないと思いますが、奥様と意見が合わない場合はやらない方が無難ですよね。
途中でトラップつけて自然空冷していただけで、トップへのすす不着無くなるのですから、開発費の問題はありますが、ピザ釜用脱煙装置を簡易化する方向や、ペレット用外付けFF化装置をベースにする、或いは大胆に強制燃焼アフタバーナ等で、高級2重煙突工事より安くなる可能性は十分あるのではないでしょうか。
山口透さま
開発費の部分は意外に馬鹿にならなくて、かなり割高なものになると思います。
ご本人の意向を取りあえず、置いておいて。外野としては、弁護士が出て来た、というのは興味深いですね。音や匂い、煙。人口密集地で何処までが許容されるのか。また本人は何処までその対処しているのか。もし本訴になればその辺りが焦点でしょうね。もちろん施主様はそんな事はしたくないでしょうが、外野としては成り行き気になりますね。やるべきことをやっておけば、問題ないでしょうけど。同じような近所問題を抱えている方が多いようなので、興味ある話題です。
koudaさま:
これから薪ストーブのシーズンオフなので、実際に何か展開があるのは、次のシーズンになってからだと思います。