室内用ロケットストーブ(プロトタイプ)の状況

現在開発中の室内用のプロトタイプのロケットストーブの進捗状況の報告だ。

これまで一斗缶、ペール缶、そして板金などで、様々なサイズのロケットストーブの実験、試作してきた。作る度にその高性能ぶりを実感してきたけど、燃...

燃焼筒(ヒートライザー)が組みあがった2年前

もう2年越しで、じわりじわりと少しづつ改良を重ねている。燃焼実験を繰り返し、問題点を洗い出して、さらなる高性能化をはかり、その都度バージョンアップさせてきた。そしていよいよ最終段階へと迫ってきた。
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天板の丸蓋を取り外して、ヒートライザーから吹き上がる炎で鍋底に直火調理ができる構造
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天板を取り外したところ/上段がオーブン室、下段が燃焼室
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ヒートライザー内部に断熱材を充填する
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構造の鉄板にガスケットをはさんで、気密性を確保
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燃焼室には断熱材を配置して、炉内をさらなる高温に維持するようにした
現在までの持てるノウハウの全てを注ぎ込み高性能化をさらに進めたので、次の燃焼実験を行って、どのような燃え方になるのが、とても楽しみだ。

でも開発に時間がかかっているうちに、似たようなコンセプトと構造の薪ストーブが先に大阪府堺市の会社から発売されてしまった。
(有)川村製作所 コロケット
※オーブン室がない分、前面上部が斜めにカットされている
※天板の丸蓋取り外しができない?

この構造で製品化されて販売されたということは、2年前の私のコンセプトと設計は間違ってはいなかったということになる。
(ちゃんと燃えなかったら、その会社も発売しないだろう)

多分、このプロトタイプも、燃焼実験しなくても、それなりの高性能ぶりを発揮するであろうことは容易に推測できる。
最終(?)の燃焼実験の次には「このプロトタイプを製品化して市販するの?」かという問題にぶち当たる。

燃費も良く、高性能で、オーブン、直火機能など、全てを兼ね備えているユニークな薪ストーブだけれども、背が高くて奥行きがあるという独自の形状が受け入れられるのかどうか微妙な気がしている。

現状だと部屋の隅に置けば邪魔にならずに使いやすいけど、よくある設置状況の壁面の中央などに置くにはあまりふさわしくない。
そういう置き方に合わせるためにはタンスみたいに横型にすれば良いけど、正面から見た時のシンメトリー(対称)にならないところが気になる。

もし商品化する場合には、ちょっとコストアップになるけど、扉や排気口を排他利用するようにして、短辺でも長辺でも、どちらが正面になっても対応できるようにした方が無難かもしれない。

でも、似たようなコンセプトの薪ストーブが先行発売されたのを知って、テンションとモチベーションが下がったのも事実・・・。
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かわはら薪ストーブは全国

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コメント

  1. ITOU より:

    問題点と実用性に向けての取り組み!!自分はとても尊敬します!!
    地道で時間がかかり…2番手ならではの悩みはある以上に、1番手の足りない事にも配慮でき、より実用性に向けたアピール度の高い製品ではないかなと感じます。
    これは、ぜひ我が家にもってこいだと感じています。
    気になる全貌とスペック!!
    期待してますね!!
    もう一息がんばって下さい。

  2. shige02 より:

    http://d.hatena.ne.jp/musikusanouen/20131212
    サウスコリアで「私はストーブだ」というイベントがあったそうですが、そのレポートです。
    これを見て思うことは、かわはらさんの開発もそうですが、日本人の真面目さが仇となっているに思います。
    それに対してこのイベントを見る限りでは、コリアンの「ケンチャナヨ精神」がプラスに作用していて、とりあえずどんどん作ってどんどん試して、という活発な動きを感じられます。
    価格に関しても、コロケットは50万もしますね。
    冗談のような価格設定です。
    また、ページには特許出願と書いてありますが、そういう行為は、正直、いかがなものかと思いますね。
    こんなものが特許として登録されてしまっては、その後の革新に重大な足かせとなりかねません。
    かわはらさんも、特許庁に対して、かわはらさんの技術や工夫と同じものであり、他国(例えばサウスコリアで)すでに公開されている周知の事実であるという対抗策を講じないと、日本国内だけでロケットストーブを個人を含めて作成できない、という事態も予見されますね。
    ロケットストーブの普及に鑑みれば、特許出願というのは、実にさもしい行為だと思います。

  3. かわはら より:

    ITOUさま:
    応援のコメントありがとうございます。
    近々、テストするつもりですので、またレポートします。

  4. かわはら より:

    sigle02さま
    韓国での薪ストーブイベントのリンクの情報ありがとうございます。隣国でも、なかなか面白いことやってますね~。
    そもそもロケットストーブは60年代のアメリカのヒッピー時代から伝承されてきたものなので、これ自体は特許とはならないと思います。
    もう少し細かなギミックに部分を特許として申請しているのだと思います。たとえばケチキュートの場合はサイクロン燃焼の部分です。コロケットに関しては具体的にどの部分を申請しているのかは不明ですが・・。
    実は私の開発中のものにも、特許申請しても良いような丸秘技術【謎】が盛り込まれていますが、申請には数十万円の費用が必要なので、どうしたものかと思っています。

  5. awa2 より:

    作りたいものを納得いく形に作り込んでいくのはいいですね。
    自分ももの作り好きなので似たようなコンセプトのものが出てテンションとモチベーションが下るのも分かる気がします。
    でもかわはらさんの薪ストーブに対する情熱を見ているとまたさらにモチベーション復活するんだろうなとも思います。
    かわはらさん薪ストーブぜひ見てみたいですね。

  6. かわはら より:

    awa2さま:
    自分と同じような構造で考えていた人がいたんだなぁ・・・ということにちょっと驚きました。
    「直火」+「オーブン」+「シンプルで可動部分がない」というところにはこだわりたかったので、それに関しては、まだオリジナルで商品化されていない(と思われます)ので、燃焼実験を終えたら、その後のことを考えます。