夏と冬で表情が変化する床

新築の設計時点からコンサル依頼を受けていた案件。建築中にも何度か現場に行って、煙突の配管ルートの検討を重ねてきたお家。
一番最初の家の設計段階では、薪ストーブから立ちあがった煙突が二階まで延びて、二階の壁を抜いて屋外に出して、二階の壁面から屋根の上までちょこっと伸びるというようなものだった。
壁を抜いた後の縦の長さが足りずにドラフトが弱くなること、そして煙突掃除の際に屋外のエルボの部分の作業が困難を極めることなどを説明して、壁抜きはなしで、そのまま真っ直ぐ屋根から抜くことを提案して、それが採用された。大工さんや設計士と、直接現場で話ができたのは大きかった。
吹き抜けにしないで一階の熱を二階に上げる秘策で、以前紹介した室内チムニーとはまた違う設計になった。それは二階のフローリングを取り外し可能にしてその下をスノコにして、冬場は薪ストーブの熱を二階に導き、素早く暖めることが可能になった。この部分に洗濯物を干せば、すぐに乾くというオマケ付きだ。
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二階の煙突貫通部分
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夏の薪ストーブを使わない時期にはフローリング敷きの二階
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このようにフローリングの取り外しが自由自在の設計
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スノコ状になって、効率的に熱気を上げることができる
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一階から上を見上げた状態
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コメント

  1. かなパパ より:

    これ最高ですね!
    うちは、上がちょうど寝室で熱風を上げると灼熱部屋になります。
    どうやって、熱風を廊下まで逃がすが、未だに検討中です。
    冬と夏で装備を変えるのは面白いですね、うちは冬場だけダクトを伸ばすかもしれません。
    (^_^)

  2. かわはら より:

    かなパパさま:
    熱風の通過部分の開閉度合いを変えてコントロールできると良いかもしれないですね。