ネスターマーチンS33の展示品を現品販売して空いたスペース
英国製の鋼鈑薪ストーブ ハンター「ヘラルド8のシングルドア」を燃焼デモ機として炉台に設置
一回り大きい「ヘラルド14のダブルドア」を比較のために、炉台脇に設置
早速焚いてみた
ドブレ700SLより一回り小さくて、かわいい感じ。
しかし、出てくる熱は半端じゃない。早い立ち上がりで、すぐに熱が伝わってくる。鋳物製だと1時間くらいしないと十分に熱を感じられないが、鋼鈑製のため30分もあれば十分に感じることができる。この立ち上がりの早さは「朝起きてすぐに温まりたい」「別荘に到着したらすぐに温まりたい」「天板でガンガン調理したい」というようなニーズを満たしてくれるだろう。
鋼鈑製→立ち上がりの良さ&燃料を選ばない(針葉樹、石炭、竹でも焚ける)
鋳物製→バランス(中庸)
ソープストーン/触媒→火持ちの良さ
このように薪ストーブの素材によって差があるので、ニーズによって適切な選択肢がある方が良いと判断しての選定だ。「速攻で温まりたい」「建築端材や針葉樹をガンガン焚きたい」という場合に、積極的に勧めることができる。
機能だけでなく、使い勝手も簡単でイージーオペレーション、そして炎も綺麗だし、ガラスも煤け難い方だし、弱点が少ない。
さらに将来的には、オプションパーツで、温水を利用した床暖房、給湯システムへの発展性、ポテンシャルも秘めている。(英国では既にこの薪ストーブを熱源とした給湯システムが採用されていて、日本でも近く対応する方向)
炉内温度が十分に上がってから空気を絞るとオーロラ炎も非常に綺麗で安定している
数日使ってみて、後日、インプレを記事にしよう。
コメント
2次燃焼もとても安定していそうですね。立ち上がり早くても、絞ってナンボですから、性能期待させられます。
さて、鋼板、鋳物、ソープストーンストーブ、製品は概ねその傾向である事は間違いないですが、これは材料の物理特性の差から来る要素よりも、どういう設計するならどの素材が使いやすいかでその傾向がでているだけですから、そこは押さえておきたいと思います。
特に鋳鉄と鋼板は、ほとんど同じで、むしろ鋳鉄の種類の差の方が特性差大きいわけです。
石炭などに対する耐熱性もそうです。確かに良く鋼板だから石炭Okとありますが、そのストーブ良く見ると炉床が鋳鉄だったりします。
山口透さま:
上の分類はあくまで傾向と目安で大まかな分類です。おっしゃる通りで、厳密にこれに全て当てはまるわけではありません。
厳密に言えば、石炭が焚けるかどうかは、炉底の構造と設計によります。石炭は炉底から大量の空気を要求しますので、そのようになっているかがポイントです。鋳物で石炭を焚けるストーブがあるのも事実です。
そして石炭の強烈な熱を受け止められる余力があるかどうかとうのが問題で、それは鋳物、鋼鈑には関係ありません。
上記は、あくまで大まかなイメージをつかんでもらうためのものとご理解下さい。
ハンター 川原様らしい選択です。ヘリテイジだったらツッコミを入れるところでした。外見からもスペックからも質実剛健、というイメージですが。温水もとれるとか、ますます今後のレポートが楽しみです。
koudaさま:
ヘリテイジも良いストーブなのでいつか、導入したいと考えています。
ハンターは、おっしゃる通り、質実剛健ですねぇ。数日使って、だいぶ性格がつかめてきました。後日レポートします。
ハンターストーブの石炭も焚ける耐久性に注目しています。
薪はプリミティブな燃料で、自給できるメリットはありますが、いかんせん、生産性が低すぎます。
とはいえ、ペレットでは面白みがないし、自動供給などの装置がないなら、せわしない。
最近、バイオコークスの存在を知り、薪とペレットの中間の存在として、興味を持っています。
温水が取り出せるなど、薪ストーブを設置していない部屋でも薪ストーブの熱を利用できる仕組みも興味深く思います。
レポートを楽しみにしています。
single02さま:
石炭はもちろんですが、豆炭、練炭なども焚けますので、薪以外の燃料の選択肢があるというのも強みですね。薪集めできない場合でも、比較的燃料の入手が容易です。
温水をパネルヒーターや床暖の熱源にするのもありですし、熱交換器を介してお風呂やキッチンの給湯に使えるシステムも面白いですね。これからの日本でのテストの結果が楽しみです。