ハンター薪ストーブの発展性(給湯に使う)

薪ストーブを給湯の熱源にしようと考えている人もいるだろう。DIYであれこれ工夫しているケースやタンク内蔵の製品も見受けられるけど、安全かつ確実で実用性のあるシステムは意外と難しい。
まず誰しも考える煙突からの熱回収などでは熱量的に全然足りない。
温水タンク内蔵の中国製の製品も見たことがあるが、フレキ管の寿命の問題も気になるし、本体からフレキ管が何本も出入りする様は、映画『マトリックス』の栽培されている人間たちの容器のような光景のようで、美意識的にも無理があって魅力を感じなかった。また100℃までしか上がらないタンク部分が天板上を占有していまうので、バリバリ調理に使えなくなるというデメリットもある。
ハンターの耐久性にも寄与するバッフル板だけど、それを外すと、良く見ると本体のボディ背面に丸い切り込みを溶接で止めてある部分が観察できる。これは本体背面の左上と、右下部分の二箇所設定されている。何の意味もなく、こんな手間のかかることをやっているわけではない。実は輸入元のイギリスでは既に、この穴を開けて、取り外した三角のバッフル板の代わりにステンレスタンクをつけて、タンクの上部、下部に配管を設けてボイラーとして使う利用がされているのだ。
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背面、左側上部の配管用の穴
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ここに熱回収用のバッフル板兼タンクの配管が通る
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ボイラーとして実験中のハンター
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本体背面の配管からお湯を回収
このように炉内のバッフルの位置に設定したタンクをガンガン焚いて、初めてまともな給湯の熱源として使えるようになるのだ。ちなみに給湯システムとしてバッフルとタンクを入れ替えて使った場合に、単純な薪ストーブとして室内に発生される熱の6割は給湯に持っていかれてしまう。薪ストーブとしての出力は、このシステムを使った場合は4割程度になる。
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ポンプで強制循環させて擬似的にお風呂を再現
まだ、日本では輸入元が給湯として使うための実験段階だけど、既にイギリスでは実用的に使われているシステムだから、日本で販売されている既存の設備に上手く当てはめれば、薪ストーブの熱源の給湯システムの構築はそれほどの夢物語ではないだろう。
個人的には上記の実験のようなポンプによる強制循環はポンプの電源は入ってないと空焚きなどの事故の元なので、ポンプに依存しない閉じたシステムで熱交換器に膨張したお湯が循環するようにして、熱交換器で実際に使うお湯を分けてやるのが良いと思う。熱交換器に、薪ストーブの熱源、太陽熱温水器の熱源、そして予備の電力会社の電熱線など熱入力用の複数の配管を入れて、出力側もお風呂、炊事などの給湯、床暖など複数の配管で取り出せるようにしておくのが良いと思う。そうすることで薪ストーブを使ってない季節も含めて、1年を通して使えるシステムになる。
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このように暖房器具や調理器具としてだけでなく、住宅設備の給湯システムの一部として活用する発展性も秘めているところも、ハンターストーブの魅力の一つだ。今後の展開に期待しよう。日本での実例が紹介できる機会があると、うれしい。
このシステムを導入したいと考えている人は連絡下さい。全力でサポートします。
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コメント

  1. shige02 より:

    d9b1d7db4cd6e70935368a1efb10e377
    薪ストーブの設置位置にもよるし、供給される水の水質にもよると思うんですが、庭先にFUJISOLの熱交換式太陽熱温水器を設置して、それのタンクを温水源として利用すると面白いかと思いました。
    熱交換式太陽熱温水器を使うと、いくつかの利点として、薪ストーブだけではないので、四季を通して、給湯に利用でき、冬場のお湯が不足しがちなシーズを薪ストーブで補えるという利点、空焚き防止などの仕組みが太陽熱温水器のそれを使えるという利点(密閉型ではないため、安全)、給湯に使うお湯は熱交換するので清潔、となどがあると思います。

  2. かわはら より:

    5a326db1e1e9e1431610192552ef3117
    single02さま:
    おっしゃる通りだと思います。