一階と二階の間の煙突貫通部分の処理

二階建ての建物で、吹き抜けがないパターンの場合には、薪ストーブを一階に設置する場合には、一階の天井と二階の床の間に煙突を貫通させる必要がある。単純に一枚の板で一階の天井と二階の床ができているわけではない。一階の天井と二階の床は独立していて、その間には空間がある。
いくら化粧板で貫通部分を目隠して見えなくするにしても、この隙間部分を何も処理しないわけにはいかない。単なる見た目上の問題だけでなく、万一の際の煙道火災で煙突の表面温度が上がった際に、隠蔽部分の木部の燃焼速度を少しでも遅くするという意味合いもある。一応補足しておくと、ケイカルがあるからと言って、火災の防止になるわけではないのが現実だ。下記※記事を参照すれば解るけど、ケイカルの裏側で炭化して出火して建物に延焼する。煙道火災にならないように1年に一度煙突掃除するのが基本だ。
※窯業系サイディングでチムニー内の煙突貫通部分の空間と、木骨木部を遮断しているにも関わらず、木部が完全に燃えた実例

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まずは開口位置の墨出し
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鋸で切って石膏ボードを取り外す
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開口部分の空間が出てきた
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ケイカル&煙突固定金具用の木下地を入れる
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4面にケイカル板を打ちつけて完了
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