アンコールの正しい焚き方のレクチャー in 岐阜

これまでは、シーズンの途中に、煤が詰まって何度か煙突掃除していたということだった。焚き方の指導を受けていなくて自己流でやっていたので、無理もない。そこで、正しい使い方を伝授してきた。
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まずは、いつもやっているように焚き付けしてもらった
炉の底に太いのを二本だけ、その間に焚き付けの新聞紙や木くずだけでスタート。薪の量が明らかに少なくて、しかも細い薪を使わず、いきなり太い薪につけようとしていた。結果は、途中で立ち消えになった。そういう場合には、灰受け扉を開いたりして、強引にやっていたそうだ。
そこで、上から着火方式を実際にやって見せた。
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下に太い薪、中段に中くらい、上段に細い薪、そして最上部に焚き付け用の木屑などを組んで火を入れた
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順調に燃えていき、最下段まで火が回ったら、追加薪を目いっぱい投入
この時もボコボコ無造作に置いて炎に蓋をするのではなく、空気の流れや炎の立ち上がりを考えて繊細に配置することを学んでもらった。
そして、薪を入れた後にすぐにダンパーを閉じるのではなく、しっかりと薪全体が黒く炭化して、十分に温度が上がって、薪全体にしっかり炎が回って、天板の温度が十分に上がってから、はじめてダンパーを閉じること、空気調整は全閉にしないで、炉内が暗くなりすぎないように、絶妙な炎の状態にするようにと、やって見せた。
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一次燃焼の明るい炎と、オーロラのユラユラ炎が半分半分くらいが目安
「目から鱗」とユーザーさんが言っていた。
自己流の焚き方のよくあるパターンは

1.薪の量が少なすぎて温度が上がらない
2.薪を投入したらすぐにダンパーを閉じる
3.空気も全閉にして炎が消えて燻らせてしまう

なのでその真逆をやって見せたわけだ。この焚き方ならばシーズン途中に煙突掃除をする必要はないだろう。


終了後は、地元の人だからこそ知っている、路地裏にひっそりと隠れた居酒屋に連れて行ってもらって交流会となった。とても楽しく、有意義な時間となった。

翌朝は、施主さんの勤務先が陶器工場なので、見学させてもらって、色々と勉強になった。

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