このお家の煙突の入れ替え工事の前は、シングル煙突で壁抜きしていたけど、すぐに詰まって1ヵ月に一度煙突掃除をしているということだった。
屋根から二重断熱煙突で抜くのがベストなのだけど、その場合には急勾配の屋根で、二連梯子をかけても、屋根の上を歩くのが困難で安全に煙突掃除できない状態だ。
そこで、室内の小屋裏からチムニーの内部を通り、チムニー側面に取り付けた窓から、直接屋根の上に出て、安全に作業できるように設計した「かわはら式チムニー」を提案して、それが実現した施工現場だ。
ユーザー自ら簡単に、屋根に上って、気軽に作業できるのだけど、お客様にとっては初回だったので、レクチャーも兼ねて様子を見てきた。
小屋裏からチムニー内側の階段を上っていく
チムニー側面の窓から屋根の上に出られるように作った
側面の窓から外に出て、道具や身体をチムニーに預けて安全に作業できる「かわはら式チムニー」
これらの道具を使い分けて角トップ内部を綺麗にする
角トップ内部の掃除の後はブラシを煙突内に通して煤を炉内に落とした
狙い通りの作業性の良さで、サクっと終わった。
薪ストーブの煙突施工はメンテナンス性が重要なので、これから施工する人は毎年やることを考えて、アクセス性をしっかりと検討しよう。
コメント
エッ ここのお家は奥さんが煙突掃除をするんですね。驚きですね。
確かにチムニー側面から出られるのはすばらしいけど、それでもこの勾配で女性が作業するのは怖いでしょうね。
スゴイ!!
クボタさま:
私のお客様では、女性で煙突掃除や薪割りしている方が複数いらっしゃいます。
それができる環境を作るのが私の仕事だと思っています。