煙突トップからブラシで煤を炉内に落とした。これまで私が経験した最大なのはバケツ二杯分、炉内が全部煤で埋まって扉を開くこともできなくなったというものだったが、今回はその半分程度だった。生乾きの針葉樹を多く焚いていると言って、その2シーズン分だったので覚悟を決めていたけど、意外と少なかった。
本当は毎シーズンやる必要があるのだけど、昨年できなくて2シーズン分の煤の量(バケツ一杯程度)
炉内の煤も落とす
煙突掃除&炉内メンテ完了
二重断熱煙突の屋根抜きにする前は、シングル煙突で壁面出しだった。この時は1ヵ月に一回、この2倍の量が出ていたということだった。つまり2シーズン分だと今回の量の2倍×5か月分×2シーズン=20倍ということになる。
適切な煙突設計により、薪ストーブや薪や焚き方が同じでも煤の量が20倍違うということになる。それだけ燃焼効率が良くなったということだ。従来は燃えずに不完全燃焼した煤がそれだけ出ていたわけで、この違いは極めて大きい。中国製の安い鋳物の薪ストーブだからといって、安易にシングル煙突を使っているユーザーも多いけど、そういう機種だからこそ、むしろ二重断熱煙突にした時の効果は大きいということになる。
ちなみに、この現場も「かわはら式化粧板」を採用して、二階の寝室に暖気を上げているが、これも好評だった