過ぎたるは及ばざるがごとし(適切な灰の量)

寒くなって薪ストーブを連続稼働させるようになると、炉内に火が入っていることが多くなり、ついつい灰の撤去を怠りがちだ。毎日少しづつ溜まっていくので、量が多くなっても気にしない傾向がある。そして、限界まで溜め込んで、その灰を撤去するとバケツ一杯分近くなって、その量にびっくりしたことはないだろうか。
灰が多いと、断熱材がわりになり空気の遮断をするので熾火の持ちが良くなる傾向があるけど、多ければ多いほど良いというわけではない。あまりに多くなると、今度は炉内に空気の流れが設計とは違ってしまい効率良く燃焼しなくなるし、そもそも投入できる薪の量が少なくなるので、長時間燃えなくなる。
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焚く前に適切な灰の量にすると効率良く燃えてくれる
どんな薪ストーブにも言えるけど2-3センチ積もってる状況が最適だ。機種によっては灰を撤去した時に自動的にそのくらい残るように炉の底がワッフル状になっていたり、格子状になっているものもある。シーズン中は焚く前に灰を全部撤去する必要はないが、焚く前にガラスの掃除とともに、灰の撤去も忘れないようにしたい。
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コメント

  1. 薪よう子 より:

    灰の適量より大事なことは一次空気経路を塞がないように道を作るように焚きつけ前に灰を左右に除くこと。灰の適量は少ないより多めが蓄熱しますので灰受け皿さえ大きいなら、多めの火鉢や囲炉裏のような蓄熱状態も薪ストーブで叶います!     ただし灰受け皿が極めて小さい機種が最近は市場にデザイン優先とかで出回ってるような気がして灰の効用を知らないユーザーが増えていないかと心配しています。

  2. かわはら より:

    薪よう子さま:
    「灰の量が適量より多めが蓄熱する」とまさにそう考えて、そのまま使い続けて、実は多過ぎで空気経路をふさいでいる例を多く見ているので、この記事を書きました。