昨日のかわはら薪ストーブ本舗 北軽井沢店のバックヤードで、立ち上がりの早い鋼板製の薪ストーブを焚いた時の室温の推移を公開しよう。
前日の夜24時頃に最後の薪を投入して、そのまま自然鎮火
朝10時頃に薪ストーブを焚きつけて、再び24時頃まで焚き続け
建物の断熱性、気密性が極めて低いので、薪ストーブの火が落ちると、どんどん室内温度が下がっていく。5時間経過で10℃下がっているので、だいたい1時間に2℃づつ下がっているということになる。
建物の外観は以下の写真のような感じで、古民家などで、断熱性や気密性がない住宅とほぼ同じ感じだと思う。
昨日の外気温は一日を通してずっと氷点下で、だいたい-5℃から-8℃位だった。
薪ストーブを焚くと、室温の上がり方は、鎮火した時に低下していくより明らかに早い立ち上がりだ。焚きつけ時の朝10時に13℃まで低下した室温は、2時間後には20℃になっているので、1時間あたり3.5℃(小数点以下を四捨五入すれば約4℃)づつ上がっている。
つまり、薪ストーブの火が落ちて温度が低下していくのに比べて2倍の早さで室温が上がっていくということになる。
室温が25℃以上になると、さすがに暑くなってくるので、ある程度温度が上がった焚き付け後5時間後位の15時以降位には、薪の投入量、投入頻度を落として、室温が上がり過ぎないようにコントロールしながら「保温モード」で焚いていく。
鋼板製の薪ストーブなので、火が落ちると薪ストーブ本体は、ソープストーンの薪ストーブと違って蓄熱量が小さい。
もし、薪ストーブの周辺にレンガを積んで蓄熱させておけば、朝までの放熱量が増えるので、温度低下は小さくなるかもしれない。蓄熱する薪ストーブの良さを体感するために、実験してみたいと思った。
蓄熱性の高いソープストーン製の薪ストーブ、アルテックのグランデノーブル デポが店のショールームの方にあるので、蓄熱性の高い薪ストーブが朝までしっかり柔らかい暖かさが続くのは実感している。
それをバックヤードでも導入してみるのもありだけど、立ち上がりが遅くなることを考えると、一長一短だ。
しばらく出張してから、冬場の夜に店に到着すると、室温が-3℃から0℃位のこともある。(外気温は-15℃)その時は少しでも早く暖まりたいので、蓄熱性よりも速攻で温まることを求めたくなる。
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