帯広での煙突工事は無事に完了した。
品質の高い二重断熱煙突と、超激安の卵型のブリキのストーブの両極端な組み合わせ。このような、ありえない使い方をしているのは、日本中を探しても、あまりないと思う。(普通はブリキのストーブはハゼ折のシングル煙突で使うケースが多い)
※タイトルの「最低」というのは必ずしも性能のことを言っているわけではない。卵型や時計型の薪ストーブの性能を馬鹿にしている人が多いけれども、実は侮れなくて、かなり高性能なのだ。
今回の現場は、施主さんの自作の平らな鉄板を溶接して疑似的な円錐形を作った囲いフラッシング
一度、取り外して煙突をチムニー内部に固定する
雨仕舞して屋外側は完了
貫通部分に断熱材を充填してから化粧板でふさぐ
とりあえず無事に設置完了
このままでは、試し焚きできないので、このあと、ホームセンターでケイカル板を買ってきて、壁面に立てかけて仮の遮熱版にする予定。
上から二次燃焼の空気の取り入れ口、一次燃焼の空気の取り入れ口、灰受け室
この卵型のストーブを良く観察すると、本体に直接足がついているホームセンターで売っているままのノーマルの状態ではないことが判る。
側面についているロストルでの灰落としレバー
底には鉄板で灰受け室が追加されていて、側面レバーにより内部で灰落としの機能がついている。さらに焚き口(正面からの写真では背面に来ている)の上部には二次燃焼のための空気取り入れ口まで追加されていて機能的、合理的で、とても良くできている。北海道で20年近く前に開発された、素朴でシンプルで、質実剛健な実用的な薪ストーブなのだ。
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