「他社施工した物件だけど、取り扱い説明を受けても、今一つ使い方が解らない」ということで有償でのレクチャーの依頼を受けていた。
現場は東海地方なので、関西ツアーに行く途中であれば、交通費や時間も吸収できるので、今回のタイミングでスケジュール調整させてもらった。
焚きつけからはじまって、理想的な燃焼状態になるまで、薪のくべ方、空気調整の仕方やタイミングなどを丁寧にレクチャーした
右肩の柱の部分で280℃前後が目安
天板の中央部分も240℃前後
最終的な温度だけピックアップすると、こんな感じだけど、そこに到達するまでの薪のくべ方、空気調整のレバーの操作方法、追加薪の投入のタイミングなどは、このように実際に対面してその場で行わないと、伝授するのは難しい。ブログ、メールやネットでは伝えることは無理があるので、焚き方を極めたい人は、このようなレクチャーを受けるのが良いと思う。
かわはら薪ストーブ本舗で施工した場合には無償でこのような丁寧なレクチャーも含めて行っているが、他社施工の場合には有償(2万円)にて行っている。
納得いく薪ストーブの使い方をしたい人は、全国どこでも施工、レクチャーともに対応しているので、距離に関わらず、遠慮なく気軽に相談して欲しい。
煙突からの目視確認できる煙は見えない(透明な揺らぎのみ)
レクチャーを終えて、依頼者も、この空のように納得してスッキリした表情をしていた
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コメント
煙突もダンパーも良さげですね。
レクチャーのお陰か温度計も285度を差しており炎も良く(薪も乾燥してそう!)、どこが不安だったのでしょうかねー?
むしろ向上心をお持ちで意識が高い人のような気がします。
レクチャ―不足で最初から使い方が不安な人達がまだまだ不思議といますよね。
工務店さんだけで薪ストーブを付けたケースでは焚き方をよく御存知でなくても仕方ないですよね。
あと薪不足とかによりますが、温度を上げるのが怖く(クルマでいう低速渋滞運転で性能発揮させていない)で暖かくなかったり、逆に空気入れ過ぎ過燃焼させて熱酸化でバッフルを早く曲げて壊したり。
暖炉や薪ストーブほど安全に(音とか輻射熱の炎がある)癒してくれるものはもう無いのに、便利な電気主流の現昨今、贅沢で希少品ですねー。
スイッチポンではないとこは面倒ですが。
薪よう子さま:
工務店は、下請けの薪ストーブ屋に丸投げのケースが多いですから、この場合には薪ストーブ屋と施主の接点は基本的にはゼロです。また自社で施工してしまう工務店の場合は、特定の機種の詳細な使い方まで熟知していることは稀だと思います。このことは「不思議」ではなく建築業界の仕組みを理解していれば「当然」のことだと考えています。
今回は薪ストーブ屋で施工したにも関わらず、そこがこの機種に詳しくなかったということみたいです。
家電製品のようにデジタル制御ではなく、アナログで感覚や経験が大事な薪ストーブなので、使いこなしまで含めてサポートできる薪ストーブ屋を選んでもらいたいですね。
こう言うケース、まだまだあるからお声を掛けて頂けると思うと、ありがたや、ありがたやですね。諺で拾う神と棄てる神を思い出しました。
うさぎさま:
効率良く、煙を出さず、早い立ち上がりを極めるならば、高度なテクニックが要求されます。どのレベルを目指すかによって全然違います。
それぞれの人の求めるレベルに応じて対応しています。
家庭教師は生徒に難しい高度を言わずに誰にでも簡単に慣れますよと言ったほうが安心できますよね。
もし仮に『かなり高度なテクがレーサーのように必要なら』一般の多くの薪ストーバーに売るのは、かなり心配にもなってもしまいます。
そうお伝えしたかったんですが。
あまり高度を必要とすると喧伝するより地道にキチント、炎を大切にする程度のイメージなんです。
日々実際には、毎日毎日キチントコツコツと、
焚き付けで小割(割りばしの細さ位とか着火剤組み合わせ、もしくはバーナーでガンガン)の準備をキチントしたり炉内温度(天板温度を基準)をキチント上げてから、薪の表面がキチント熾き変化してから空気を今度はキチント絞ったり、薪の追加でもキチント空気が流れるように組んであげたり最低2~3本を惜しまずキチントくべたり、、、、とただただ普通に効率よくしていけば立ち上がりもスムーズ、同時に煙も最小限になりがちで真面目にキチントやるべきことをするという繰り返しに薪ストーブの火守りは尽きませんか?
もちろん、有難いことに薪ストーブという優秀な機械(吸排気システムと燃焼システムが完備)を保有することで助けてくれますよね。
うさぎさま:
安直な焚きつけも、テクニックの必要な焚きつけも色々あります。焚き方も人それぞれです。太い薪を一本だけおいて一晩中、燻ぶり続けさせている人だっています。それが正解の環境もあるかもしれません。
人によって、環境によって違うので正解はありません。