今年のGWのイベントについて

1ヶ月後はGW真っただ中だ。例年、GWは薪割りイベント、ピザ窯イベントなど薪ストーブ、チェーンソー関連のメーカーさんと合同で、テーマを決めて、お店でイベントを開催してきた。
しかし、今年はコロナウィルスの感染拡大のため、人が集まって感染拡大のリスクを作る行事は避けた方が良い状況だ。最近のコンサート、スポーツイベントなどの中止、延期の流れと同じことだ。店主催のイベントで、万一、集団感染なんてことになったら、今後の営業継続も致命的だ。無自覚、無発症の感染者がイベントに来てしまったらそうなるリスクが高い。
このような社会情勢に対応して、かわはら薪ストーブ本舗では、今年のGWについては、普通に店は開けるけど、特に何かを銘打って多くの人数を一度に集めるようなイベントは行わないことにする。
しかし、その点について否定的には考えず、ご来店いただいた個別のお客様が体験してみたいことをカスタマイズして満足度の高いものにするので、気軽にリクエストして欲しい。テーマを固定しないで、要望に柔軟に対応していく。
「連休なのに観光地に出かけられなくてストレスがたまっている」という人は、かわはら薪ストーブ本舗 北軽井沢店に、ふらりと遊びに来て、薪割り、焚き火などでストレス解消するのもありだろう。玉切原木などは準備済みだ。連休に仕事をしないで済む状況の人は、薪作り、キャンプ、焚き火など、密接、密集しない、屋外でストレス解消するのが良いと思う。
家族で車で来れば、感染リスクも少なく、楽しめると思う。食材持参で来れば、薪オーブンの窯で料理も可能だ。当然、薪ストーブ店なので、店内で薪ストーブの体験、焚き方、使い方のレクチャーも可能だ。
新型コロナウィルスの件で、「自分は大丈夫」「自分は関係ない」と思ってしまいがちだけど、一人一人の意識と行動で、今後の社会情勢が決まってくる。このワシントンポストのシムレーションを見ると、行動自粛の意味が理解できると思う。

多くの人は「万一自分が感染して、つらい症状になっても自分のせいだから仕方ない」って思って動いてしまっているのかもしれないけど、自覚症状がないまま2週間程度の潜伏期間があるわけで、無自覚のまま知らないうちに自分が感染していて、元気なつもりで動いている間に、自分の周囲の人に感染させてしまうという、自分が加害者になるリスクも考えた方が良いと思う。つまり、「自分のため」の行動自粛ではなく「自分の周囲の大事な人のため」のものだと考えを切り替えると、素直に自粛しようという気持ちになれるのではないだろうか。高齢の方や、何等かの疾患がある人が感染すると重症化して死に至るリスクも高いし、最近では若い人の死亡事例も出てきている。自分の身近な人を、そういう状況に追い込まないために、一人一人がどう行動するかが問われている。
日本では海外のように、罰金や懲役を伴う罰則にしたり、高速道路を通行止めにしたり、電車の運行停止など、強制的に移動を封鎖する強硬策を政府は取れないのが現状だ。「要請」「お願い」「宣言」レベルで全く強制力はない。生活のために(仕事のために)動かざるを得ない人もいるので、その程度では、人の動きは止まらない。動きを止められるのは比較的余裕のある恵まれている人だけだ。
理論的には潜伏期間の2週間だけでも、人の動きを止めることができれば、感染は広がらずに収束に向かうので、大胆な政策を取って欲しいところだ。警察、消防、医療、物流、日用品の小売以外の業界は出社不可にして、収入減少分は政府が保障することにすれば良いと思う。通勤時の満員電車を止めたい限り、週末の外出自粛要請程度では効果はないのは、誰の目にも明らかだろう。根本的対策は、「和牛券」「旅行券」などの利権がらみの商品券をばらまくこで、お茶を濁すような議論が出てきて、結果的には「世帯あたり布マスク2枚を郵送」程度の政策なので、まず期待できないだろう。
国民の意識によって、今後の流れが決まってくるだろう。現時点では、将来的な予測は全く立てられない状況なので、一日一日を様子を見ながら乗り切っていくしかない。

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