これまでは、動画っていうのは、せっかちな私は、撮影する機会があっても、下のような数秒のバージョンしか撮ってこなかった。長い動画を撮っても、視聴者が飽きちゃって、「どうせ最後まで見ないだろう」と思っていたからだ。編集なしの、ダラダラした動画は見る人の時間を奪うという点で「罪」とさえ思っていた。
しかし、先日お客様から「ゆっくり見られる3分間くらいの動画も撮った方が良い」「炎を純粋に楽しむバージョンもニーズがあるよ」と聞いたので、初めて3分と4分のロングバージョンを撮ってみた。
静止画の普通の写真や短時間の動画ならば、カメラを手持ちで普段撮っているので楽勝だけど、長時間の動画は三脚を用意したり、ガラス面への写り込みや反射なども誤魔化しがきかないので、けっこう大変なのだ。
まずは静止画で様子見をして、その後で動画に切り替えた。
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まずはガンガン焚いて炉内の温度が上げないと、綺麗なオーロラ炎にならないので、空気を全開にしてガンガン焚く。その状態が以下の動画で4分の編集(早送りやカット)なしのフルバージョンだ。
そして焚きつけ後、1時間くらい経過して炉内温度が上がってから空気を絞ってみたのが、以下の動画で、3分の編集なしのフルーバージョンだ。真冬で、半日くらい連続して焚いていて炉内に熾火がたっぷりできていると、オーロラ出まくりの炎にもできるのだけど、今回はゼロスタートからの焚きつけ後、わずか1時間後程度の時点での撮影なので、それほど極端に空気は絞ってない。
それでも、上の二つの動画を見比べると、炉内温度が低い時は赤っぽい炎で、炉内温度が高くなると青白い炎の成分が多くなっている様子が確認できると思う。
今回紹介したネスターマーティンのRH43以外のS43, S33, C43, C33, TQH33, TQ33, MQ33なども、ガラスの縦長、横長の違いはあっても、これと同じような燃え方をする。以下の動画のビンテージに代表されるようなクリーンバーン(CB機)の薪ストーブにありがちな、二次燃焼のエアーの噴き出し口からの流れでの極端な後ろから前方向に噴射されるような人工的な印象の炎とは全く違う、自然な感じで立ち上がる炎が魅力なのだ。
RH43, TQH33の縦長で大きなガラス越しの炎は、とても迫力があるのだけど、やはり動画では限界がある。生で見た方が伝わると思った。実物を生で見たい人は、かわはら薪ストーブ本舗 北軽井沢店に(アポを取った上で)来店して欲しい。
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コメント
オーロラを自慢にしている我がヨツールと互角。いや口惜しいが、炎の美しさ妖艶なネスターマーティンの勝利。
うさぎさま:
縦長のガラスと、横長のガラスの違いは大きいかもしれないですね。
おかげでネスターマーティンの炎の妖艶さが実感出来ました。
着火後、しばらくしてドアを閉めた時に炎に現れる密閉性が高いゆえでのシルキーファイヤー。
動画では見慣れておりましたが、現実はさらにその上でした。
西湘の民さま:
実際にご自分の目で現物を見ての感想もありがとうございます。
二次燃焼と多時燃焼の違いの具体的な説明にはなってませんねぇ・・・・
それに40分もあれば空気絞って巡航運転に移行出来るのがネスターなんですが?????
煙を気にしない我が家は20分で巡航運転です♪w
ドブレとかは時間が掛かるのは体験してますが。。。。?
くまはちさま:
燃え方の定義、呼び方について、今回の記事で具体的に説明するつもりはありません。一つの記事に、あまりたくさんのテーマを入れてしまうと焦点がぼけてしまいます。それについては、別の機会に取り上げたいと思います。
空気を絞って巡行状態に入ることと、外に熱がどれだけ出てくるかは別問題です。氷点下の室内を素早く温めるには向かないと認識しています。