この日は強風で作業するのが大変だったけど、安全対策を十分に取って無事に事故もなく完了した。二人作業だと、一人が梯子を支えて持っていて、その間にもう一人がロープで固定するなど確実に行えるし、一人作業では困難な薪ストーブの位置調整、レベル調整なども楽に安全に行える。
細かいビスやナットを順番に渡すなど、作業内容や仕組みを理解している者同士だからこそできることもある。また、二人の得意分野をそれぞれ分担することで、スムーズに進むこともある。
今回は、雨仕舞パーツはメトス、固定金具はファイヤーサイド、煙突は新宮商行と、各メーカーを組み合わせて、良い所取りできるような感じだ。朝には煙突がまだ取り付けられていなかったけど、昼過ぎには屋外側の作業は完了した。
その後、薪ストーブの組み立てと整備、調整を行って、室内側の煙突を接続していって、夕方には火入れレクチャーが開始された。追加薪をしてしっかりと温度を上げてダンパーを閉じて二次燃焼するところまで、じっくり行い実演した。
また、そこまで薪ストーブを甘やかすのは、どうかと思う。普通に、ゆっくりと温度を上げていけば問題ないように思う。細薪ばかり、松などの針葉樹ばかりで過燃焼させるような誤った使い方をしない限り、壊れることはないと思う。
家族全員が集まって、暖かさを実感されていた。
安定燃焼している状態だと、電線を背景にちょっとでも煙が目視確認できる状態だと、すぐに判る角度でのショットでも、透明な揺らぎだけであることが、この写真からも判ると思う。
途中何度か外に出て、煙の出方をチェックしてフロント扉を閉めるタイミングなどを体感されていた。煙をなるべく少なく燃やすことは住宅地では重要だ。アンコールの場合には、炉内温度が低い場合でも、ダンパーを開いている状態だと排気抵抗を少なく効率良く燃やすことができるので、初心者でも焚き付けが楽で、失敗が少ない。
また、ダンパーを閉じるタイミングの見極めが重要だ。しっかりと炉内温度が上がってダンパーを閉じても燻ぶらない状態まで、きっちり焚き上げることが大事だ。その状態まで実際に持っていく。夕方、暗くなるまで時間をかけて、丁寧なレクチャーだった。
一日で、煙突工事、薪ストーブ設置工事、レクチャーまで含めて全て終わって、とても効率が良かった。
今回納入したアンコールは黒塗装ではなく、半艶のホーロー仕上げのトワイライト(品番2044)なので、錆びることなくシーズンオフのホコリもハンディモップで手入れもラクチンだし、新宮商行の半艶の粉体塗装の煙突との相性も良く、とても美しく仕上がっている。
工事が終わってからは、郡山に移動して、ありがた屋さんの行きつけの居酒屋へ連れて行ってもらって、打ち上げで、美味しいお酒と料理で、楽しいひと時を過ごすことができた。私が単独で行くと一見さんだからあり得ないことだけど、薪焚亭さんは常連さんだから、メニューにない料理とかサービスが出てくるので、ありがたい。
今日はこの後、千葉へ移動して、煙突掃除、薪の配達、レクチャーの予定だ。
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