シングル煙突を二重断熱煙突に入れ替える場合の変換アダプター

最近、既存のシングル煙突を撤去して、二重断熱煙突に入れ替える工事を数多く行っている。

二重断熱煙突だと排気温度を高く保つことができるので、燃焼効率や燃費が、体感できるほど明らかに上がって好評だ。

その際、既存の二重断熱煙突のメーカーが判らなかったり、仮に判っても古くて廃盤になってしまっていて、同じ会社の二重断熱煙突を取り寄せて接続できないケースが多い。二重断熱煙突はメーカーごとにコネクター部分の形状が違って互換性がない。

室内の吹き抜け部分にシングル煙突が使われている場合でも、天井の煙突の貫通部分や屋外部分は二重断熱煙突が使われているケースが多い。その既存の二重断熱煙突をそのまま生かして、そこにつながっているシングル煙突を外して、二重煙突に入れ替える。その際に互換性のないメーカーが違う二重断熱煙突同士を接続する必要がある。

他社製の二重断熱煙突と、国産の新宮商行SCS匠の二重断熱煙突を接続するためのアダプターが用意されている。

今回は既存煙突と直径は合っていたけど、インナー管の突起部分が干渉してアダプターの奥まで入れ込めない状況だった。そのため既存煙突の突起部分を切断して、折り込んで干渉しないように加工した。

干渉する既存の二重断熱煙突のインナー管を加工

他社変換アダプターをつなぐ

奥まで接続できたので、ピアスビスで固定

このように、変換アダプターを利用することで、他社製の二重断熱煙突と、新宮商行SCS匠の二重断熱煙突を接続することができる。メーカー不明だったり、製造終了で同じものが取り寄せできない場合でも、最新の高性能の二重断熱煙突を使用することができるのだ。

室内側がシングル煙突の場合、検討してみることをお勧めする。

既存煙突との接合部分

無事に既存のシングル煙突を二重断熱煙突に入れ替えられた

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