炉内のボルトは熱で固着しやすい。回す時は、少しでも抵抗を感じたら無理やり回すのは厳禁だ。たいていの場合は、ボルトが切れてしまう。
まずは潤滑油のスプレーを塗ってしばらく放置しておく。それで少しでも回るようになれば、ラッキーだ。その際も一気に回さずに1ミリ外す方向に回したら0.5ミリ締める方向に戻して、1ミリ外す方向に回して、0.5ミリ締める方向に回してと、ボルトを左右に少しづつ交互に逆方向に往復させて、ねじ山を保護しながら回して、外していく。
次に締める時だけど、指で回してスムーズにネジが入っていく場合は問題ないけど、少しでも引っ掛かりを感じたり、きつい場合には、無理やりねじ込まないことが重要だ。タップでねじ山を修正してからでないと、ねじ山がつぶれて締め付けの際にボルトが切れてしまうリスクが高い。
また、締め込みの前に焼き付き防止、かじり防止剤を塗っておくことも重要だ。
今回、既存のユーザーさんが、自分でメンテしていたらボルトを折ってしまったという連絡を受けたので、対策してきた。

ねじ山タップ切り直し
狭い炉内なので、ハンドルを取り付けて回すことができないので、少し苦労した。

固着して折れてしまったボルト

ボルトにはアンチシーズを塗っておいた
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