薪ストーブで煙が出ていくということは、その分だけ空気を吸い込んでいるということだ。
何らかの形で外気導入を設定しないと、窓枠の隙間などから薪ストーブへ向かっての、意図しない風の流れを感じる隙間風の原因となる。
今回の既存薪ストーブ、煙突の撤去、屋根材の葺き替え、チムニー作成の現場は、室内側の炉台、炉壁の作成、薪ストーブ本体の設置も無事に完了した。炉台、炉壁作成の際に外気導入を同時に設定した。
外気導入を設定する場合に直接ダクトを薪ストーブに接続する「直接接続」でないと意味がないと考えてしまいがちだけど、これは誤解だ。ダクトを接続しなくても、ガラリ(レジスター)を薪ストーブの近くに設定してやれば、何の問題もない。
むしろ「直接接続」しない方がアルミフレキが存在しないので結露したり、ゴミがたまりにくい、掃除しやすいなど有利な点が大きい。特に結露の問題は大きい。アルミフレキそのものが結露するだけでなく、シーズンオフに薪ストーブ本体内部が結露して錆の原因となりやすい。
直接接続しないと必ずしも部屋が寒くなるわけでもない。多くの環境では、薪ストーブ本体に向かってガラリ(レジスター)から最短距離で気流が流れるだけなので、リビングの人のいるところで隙間風として寒さを感じることは少ない。
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コメント
我が家はコーナー設置でストーブ後ろにレジスターφ100で床下から給気を付けましたが、ストーブ後ろの冷気が凄く、使用2ヶ月で直接給気に変えてもらいました。
家中で温度計測をしていますが、室温降下も遅くなり安定する様になりました。
直接接続しないと部屋が寒くなるというのも大きな誤解ではないと思います。
s.sさま;
貴重な情報をありがとうございます。その事例は初めて聞きました。参考になります。