先日、東京から北軽井沢に来た知り合いの夫婦から「一緒に食事したい」という話があった。
「最初は食材を適当に買っていく」と言っていたけど、それだと、詳細な打ち合わせを事前にしないと食材がかぶってしまったり、不足が出たりするし、そもそも食材が揃わないと調理ができない。外でBBQのつもりだったのかもしれないけど、東京では春の気配が感じられていたのかもしれないが、北軽井沢はまだ雪が積もる氷点下の世界だ。男だけで気合で、屋外での氷点下のBBQも私は経験しているけど、奥様が同伴される状況で、かなり無理のある設定だ。
そこで、「食材を含めて食事はこちらで全部用意しますので、お酒だけ持ってきてください。店内での食事にしましょう」という提案をした。
あちこちで、美味しい物を食べている夫婦なので、喜んでいただけるように、「フランスのアルザス地方の料理」とテーマを決めてメニューを決めた。
北軽井沢の地元の食材の地鶏を購入して、薪ストーブで長時間煮込んだアルザス風スープ(ベックオフ)
北軽井沢の浅間鳥牧場の卵で作ったキッシュ
北軽井沢産の白菜で作ったミルフィーユ
サフランライス
私と友人と、知り合い夫婦の4名分のメニューとしてちょうど良いと思える量を仕込んだ。
時間をかけて作る煮込み料理は、薪ストーブの天板で作ると最高だ。前日から仕込んで、一晩かけてじっくりと煮込んで、美味しいスープが仕上がった。
さすがにキッシュは薪ストーブで作るのは難しいので、ガスオーブン「ステラ」を使った。
こうして準備万端でワイングラスやお皿をテーブルに4人分セットして、万全の体制でテーブルセッティングを施した。
しかし、突然のドタキャンだった。「奥さんが体調を崩して来られなくなった」と約束の時間になって旦那さまが一人だけで来られた。旦那さまも奥様の看病の必要のためか、料理も軽く口をつけた程度で、すぐに帰られた。
4人分のランチメニューだったので、2人だけで昼食にするには少し多いので、夕食までなだれこんで、ゆっくりと食べた。お土産に持ってきてくれた「猟師から直接買った鹿肉」を夕食には追加して、昼の白ワインから、夕食は日本酒に切り替えた。
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