薪ストーブのガラスが煤で真っ黒になるということ

薪ストーブを焚いていてガラスが煤で真っ黒になったり、曇ったりするのは明確な理由がある。理由は単純明快で燃焼温度が低く、完全燃焼していないからだ。

まともに焚いていたらそういうことはなく、写真のように常に透明な状態を保っている。焚きつけ時に一時的に煤けてしまったとしても炎が見えなくなるというほとのこともなく、ごくごくわずかだし、高温で焚いているうちに煤は焼けてしまい透明さが復活する。

とりあえず煤けてしまったガラスは専用のクリーナーを使わなくても簡単に綺麗にできる。上記のように焼ききってしまうのも一つの方法だが、それまで内部が見られないのも気分良くないので、ある程度冷えている時にはテッシュペーパーやキッチンペーパーを水で濡らしてちょっと絞ってから炉内にある灰をつけて、それでふき取ってやるとすぐに落ちる。

そしてガラスが黒くならないためには「十分に乾燥した薪を使う」「薪をケチケチしない」「空気を必要以上に絞らずガンガン燃やす」ということがポイントとなる。この3点を守って高温で燃焼させればガラスは煤けることがない。薪ストーブを使っているのに暖かくないとか、ガラスが煤けるという人は一度だまされたと思って試してみて欲しい。

薪は最低でも薪割りしてから夏をはさんで半年間は、日当たりと風通しの良いところで乾燥させる必要がある。つまりゴールデンウィーク前に薪棚に納まっているものだけがその年の冬に使えるものとなる。できたら1年乾燥モノがいいし、理想的には2年乾燥モノが良いらしい。私も来シーズンになって初めて2年乾燥モノが使えるので楽しみだ。

今シーズンに薪ストーブをはじめた人で十分に乾燥した薪が準備できてない場合は「薪を購入する」という選択肢も考えてみると良いと思う。そして来シーズンに備えて同時進行で頑張って薪集めをしておくこともポイントとなる。一番良いのは薪ストーブを導入する1年前から薪集めすることなのだが、普通はそこまであまり考えがいかないと思う。

かわはら薪ストーブは全国

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