先日、手動薪割機(NAKATOMI HLS-2)を体験させてもらう機会があった。「機」ではなく「器」の方がネーミングとしてはふさわしい気がする。三角の巨大な刃先がついた軸の上に上下するシャフトがくっついているという単純な構造だ。刃先を割りたい薪の上に置いて、シャフトを持ち上げてから下の軸へ叩きつけて刃先に衝撃を与えて薪を割るという仕組みだ。
実際に試させてもらったが、斧よりは劣るが破壊力もけっこうあるので、そこそこ実用になりそうだと思った。メリットとしては斧と違って割りたいピンポイントの場所に刃先を置くことができることだ。これによりちょっと乾燥して木口がひび割れしているような薪を処理する時に効果的だと思った。私の場合はこれで何度もカンカン叩いて割るよりも、斧でサクサク割っていた方がスピーディで早いと感じた。
デメリットはシャフトをたたきつけた時に金属音がとても大きいことだ。それが耳元に近いところで発生するのでちょっときつい感じ。クサビをハンマーで叩く時にもそれなりの金属音が発生する。それは耳との距離がかなり離れているのであまり気にならないけど、手動薪割り機の場合はけっこう気になった。それから自立しないような薪を処理するのが困難だということだ。
薪ストーブユーザーでブログをやっている人が取り扱い説明書をアップしている記事をみつけたのでリンクしておく。