【導入直後】(上)
内径106ミリの煙突と150ミリの煙突を組み合わせてその間にロックウールの断熱材を充填させて、全体的に二重断熱煙突の構成にしていた。しかし屋外のエルボ部分は取り外し可能で掃除できるような設計にしたので、ここだけは断熱材を充填できずに一部分だけ冷えてしまい煤が溜まってしまう。内径106ミリだとちょっと煤が溜まっても影響が大きいし、詰まりやすくて1ヶ月に1度程度の煙突掃除の必要があった。
【昨シーズンの対策】(中)
屋外のエルボ部分の内径を稼ぐために室内側からの横引き部分は従来通りの二重断熱煙突のままだが、エルボから先の立ち上がり部分の内部の106ミリの煙突と断熱材を撤去して150ミリのシングルの状態にしてしまった。
二重断熱煙突の時より立ち上がり部分への煤の付着は多少増えたが最も煤が付着するエルボ部分の断面積が稼げるために、煙突掃除の頻度は2ヶ月に一度程度で済むようになった。ドラフトも106ミリと150ミリを組み合わせた二重断熱煙突より若干強い感じがする。
【今シーズンの対策2】(下)
もともとフルに二重断熱煙突にしていたが、途中からシングルにするという普通はない構造だったので、屋外の立ち上がり部分で排煙が冷やされてドラフトが弱まったり、煤が付着したりということが避けられなかった。
そこで今回は一番下の絵のように、セラカバーSという断熱材を150ミリのシングル煙突をかぶせてみることにする。