スギやヒノキの針葉樹だが「薪ストーブで焚いてはいけない」とかネット上で言われているが、果たしてそれは本当だろうか?
針葉樹を焚くと広葉樹と比較して温度が高くなりがちなことや、燃え尽きるのが早いため薪の投入頻度が多くなること、同じ体積での重量が軽いので同じ熱量を発生させるために多くの容積を必要とすることなど、それなりの特徴はあるが「焚けない」「使えない」ということはない。焚きつけや温度が低い時のブースターとして最高なので、広葉樹と適材適所で使い分けてやるのが賢い使い方だ。
これからの夏休みの時期はキャンプやBBQなどで薪を使うことも多いだろう。そんな時に針葉樹の薪をガンガンと遠慮なく豪快に燃やすキャンプファイヤーというのも面白いかもしれない。
私の住んでいるあたりには杉林がたくさんある。ほとんどは放置されて荒れ放題でひょろひょろしたモヤシ状態のところばかりだが、こうしてきちんと間引きして太さを保っているところもある。倒された木はまとめて山積みされているが、これらはたいていの場合は利用されずに朽ち果てていく。地主さんに「ちょうだい」と声をかければたいていの場合は「いいよ」と快く返事をもらえるはずだ。