我が家では60inchの液晶リアプロテレビと、NS-1000Mを4本をフロント、リアスピーカーに使って5.1chのサラウンドのホームシアターを導入している。
薪ストーブを導入する前には、石油ファンヒーターを暖房器具として使っていた。このときは暖房器具からの「騒音」が視聴の邪魔となっていた。点火時のモーターやファンの音、火花が散る音、着火時のボッという音、燃焼時にも継続的に出るファンの音や、ルーバーの動く音、一定時間ごとの換気警告の電子音と、音楽や映画を鑑賞する際に、極めて耳障りだった。
薪ストーブを導入した後は、石油ファンヒーターは速攻で売却した。
薪ストーブは、石油ファンヒーターと比べて極めて発生するノイズが少ない。しかし、全くのゼロではない。よく耳を澄ませば空気導入口から空気が炉内に吸い込まれていく音や、時折木がパチパチと爆ぜる音、薪がゴトっとずれる音などたまに発生する。しかしこれらの音は映画や音楽を鑑賞する際に不思議と邪魔にはならない「爽音」なのだ。アナログレコードを再生する時のピックアップの針からのスクラッチノイズ、アナログテープのヒスノイズのような感じで受容できるものだ。
秋や冬の夜長にワインと映画と薪ストーブの相性は最高だ。