先日の薪割りの時に見かけた特徴的な二種類の木の紹介だ。薪割りしていると、色んな原木に遭遇する。
上の薪は節の部分が赤くなっていて、とても硬い。こういう部分は刃を入れる方向や位置をよく考えて避けてやらないと、なかなか割れてくれない。木目がSの字に湾曲している部分に刃を入れてもまず割れない。真っ直ぐな部分がどこか木目を読むのが上手な薪割りのコツだ。
下の薪は中央部分が緑色になっているのが特徴だ。木目の繊維は真っ直ぐではなく、絡み合ったようになっているが、絡み具合が細かいので事実上はほとんど真っ直ぐなものとして考えて、どこに刃を入れてもそれほど苦労することなく割れてくれる。
薪割り直後なので、こうして赤や緑の鮮明な色を楽しむことができる。1年程度経って、しっかり乾燥すると今度は「いかにもよく燃えそう」という感じのいぶし銀のような薪に変色していく。こういう色の変化を見ていくのも面白い。