煙突掃除はトップからやらないとあまり意味がない

いつも私のブログを見てくれている方から煙突掃除の依頼をいただいた。これまで3シーズン使ってきて、ユーザー自らが自分で室内側からブラシを入れて煙突掃除していたということだった。久しぶりに屋根の傾斜が緩い案件で、ラクに作業できた。
来年以降は自分でやるかもしれないということだったので、一緒に屋根に上って教えながらゆっくりとやった。自分の写真も撮ってもらえてラッキーだった。煙突掃除をやっている自分の姿を同じ目線からだとまず撮れないからだ。太陽を背景にシルエットとなって実物以上にカッコ良く撮れた。
トップ部分を取り外して、その部分に関しては3年分溜まったにしては少ないと思った。防鳥網の部分にも煤の付着は見られないし、雨除けの部分もあまり見られなかった。付着しているのは煙突との接合部分のパイプのところだけだった。この状態から薪の乾燥度合いも良く、高温で上手に焚いていることが推測できた。1年でもこの何倍も付着しているケースさえもあるからだ。
煙突は二重断熱煙突で完全にストレートに立ち上がっているので、煙突内の煤はさらに少なく、それほど溜まっていないかと思ってブラシを入れたけど、予想に反して意外と大量で、どっさりと回収できて驚いた。やはり室内側からブラシを入れただけでは、煙突上部の煤は全然取れないようだ。
煙突上部やトップ部分に煤が溜まってくると、剥がれて飛散して、近所の洗濯物や布団に付着して苦情の元になるので、住宅街で薪ストーブを使っている場合には、面倒でも屋根に上ってトップ部分から煙突掃除をするようにしたい。その方が室内側の汚れも少ないし合理的だ。安心して焚くには、1年に一回は点検とそのシーズンの反省を兼ねて行うようにしたい。
全部二重断熱煙突なのにこんなに回収できて驚いた
薪ストーブの雑誌の表紙にも紹介されたオシャレな部屋なのだ

マグネットで貼り付けるタイプの温度計だと表示が正確でないし、オシャレな薪ストーブに無骨なものがいつもついているのもカッコ悪いので、測定したい時にだけピストルのようにかざせば正確な温度が判る放射温度計を利用しよう。一部の温度だけでなく、リアルタイムでどの部分も一発で判るので、温度分布も把握できる。
かわはら薪ストーブは全国

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