電源の確保できる場所であれば電動チェーンソーでの玉切り作業でもけっこう快適にできる。
「電動なんてたいしたことない」と馬鹿にしている人もいるかもしれないが、モーターのトルクはエンジンよりあるのでパワフルに切れてくれるのだ。
大口径の原木の本格的な玉切り作業にはキツイけど、自宅で焚く直前にちょっと長過ぎる細い薪を半分にしたいというような時には、静かだし、燃料を用意する必要もないので最適だ。
注意点としてはエンジンのように燃料がなくなった時にチェーンオイルもなくなって同時補給すれば良いというわけにいかないので、チェーンオイルの残量に気をつけることだ。コマメにチェックしてチェーンオイル切れのまま作業しないようにしたい。電動の場合はスイッチを入れれば、いくらでも回転してしまうので気をつけたい。
刃研ぎ(目立て)が重要なのはエンジンチェーンソーと同様だ。チェーンオイルがなくなったら作業を続けないで、きっちりと刃研ぎ(目立て)をして刃の形を崩さないようにすると快適な作業ができる。
チェーンソーの自重だけで切れていくのが正しい目立ての後の結果だ。グリグリと力をかけなければ切れないのは目立てがきちんとできていない証拠だ。切り屑が板状で大きくなっているかどうかもチェックポイントだ。