ドラム缶のような形状の薪ストーブ

今回の関西訪問で最後の薪ストーブはこれだ。ちびももさんのお宅で訪問中にコメントをいただいたことで、急遽行くことができてラッキーだった。スキャンの丸型で石張りの蓄熱タイプの珍しいデザインのモデルで、ショールームで火が入っていないものを見ることがあっても、実際に使われているのを見るのはなかなかできない。
サイドの部分に薪ストーブの鉄板を囲むように蓄熱用の石が固定されていて、熱が直接周囲に放射しないようになっているので、穏やかな温まり方をする。
前から見ると円柱状に感じるが、上から見ると背面は平らになっていて、壁面に近づけて設置することができる。
実際に焚き付けから炎を成長させてもらったが、温度が上がるまでは、かなりシビアで下手をすると消えてしまうこともあり焚き付け時の扱いは他の欧米製の薪ストーブより難易度が高かった。灰受けのところから空気が上に流れるようにはなっていないし、扉を少しだけ開けても、完全に閉めても空気の強い流れは発生しなかった。細めの焚き付け用の薪で確実に点火することを求められている上級者向けの設計だ。
温度が上がり、炎が成長してくると二次燃焼の空気が前に噴出してくるのと同じ流れでバッフル版で折り返していくので、あまり不自然な燃え方には見えない魅力的な燃え方だった。
薪ストーブの上部が吹き抜けで二階までいっているので、上部に強力なシーリングファンが設置されていた。

かわはら薪ストーブは全国

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