薪ストーブとも非常に相性の良い漆喰壁にビニールクロスからのリフォーム

3月11日の震災で家が揺れて、内装ボードが割れたり歪んだりして、壁紙が剥がれてしまった部屋のリフォーム工事をした。クロス剥がして漆喰を塗って、非常に居心地の良い空間になった。
地震でボードの継ぎ目が割れて、クロスが破けて剥がれてしまった
窓枠の周辺部分にダメージが多い
最近の住宅で多用されているクロスは壁紙と言われているけれども、実際はビニールシートなわけで、呼吸しない素材だ。家の中に湿度を閉じ込めてしまって、結露やカビの原因にもなるし、空気汚れてしまう。合成接着剤でボードに貼り付けられていることもあって化学物質過敏症の人には厳しいし、シックハウス症候群の原因にもなる。
「呼吸する壁紙」みたいな機能性の商品も出てきているけど、それらは細かな孔が空いているビニールシートだったりするので、は弱くて持ちが悪い。そして本物の漆喰や珪藻土と厚みを比較すればそれらの呼吸機能、調湿機能など高が知れて気休めにしかならないことも想像がつくだろう。
一方、珪藻土や漆喰などの壁は、呼吸する天然素材なので、湿度を調整する効果がある。夏は湿気を吸い込んでくれて、冬場は放出してくれる。そして臭いを吸い取ってくれたりする。厚みがあるので、断熱効果、畜熱効果も期待できる。もちろん不燃素材なので薪ストーブとは、とても相性が良い。炉壁周りで使うのもアリだと思う。
ケイカル板に漆喰塗りの炉壁も面白い
漆喰の塗り壁は、時間を手間をかけて、人の手でじっくりと仕上げていく。誰でも感じ取ることができる素晴らしい空間となるので、満足度の高いリフォームだと思う。お任せで施工を全部依頼するのはもちろんのこと、自分でやってみたい人にはコンサルや指導もするので、お気軽にアース・リー山武店まで相談しに来て欲しい。薪ストーブだけでなく、リフォーム施工した漆喰壁の実物も見られるのだ。
ビニールクロスを完全に剥がして、下地処理の後に、まずは下塗りプラスターを塗る
(厚みを確保して、さらに強度を持たせるため)
プラスターの上に漆喰を塗っていく二層の構造となる
高度な技術が要求されるインターフォン周りまで漆喰を塗る
厚みを取って仕上げて、模様をつけて
高級感のあるオシャレな機能スペースとなる
今までのクロスの時とは雲泥の差の居心地の良さと空気感となった 

かわはら薪ストーブは全国

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