薪ストーブの炉内で積極的に料理をしたい場合には、ダッチオーブンは有効だ。一般的にはこれからの季節に野外キャンプでアウトドアで使われることも多いけど、冬にもフル活用できる。ちなみに、IHヒーターでも使えるので、普通にキッチンでも使える。とても重いのが難点だけど、その分だけ蓋の重みで内部に圧力もかかるし、蓄熱するので、薄い鉄板やアルミの鍋のように焦がして失敗することが少なくて、料理が美味しくできる特徴がある。
大きな食材を調理したり、大人数の料理を作りたい場合には小さなダッチオーブンだと素材が入りきらないことがある。大きめのダッチオーブンで豪快に一気に大量に作りたい。南部鉄器のF-333というダッチオーブンはカタログスペック上は直径30センチとなっているけど、これは鍋の内径だ。外寸では33センチもあるので薪ストーブの機種によっては「炉内に入らない・・・」ということになってしまうので要注意だ。
ドブレ700SL(750GH)に南部鉄器F-333を入れてみる
薪ストーブを検討する時には炉内のサイズに気をつけよう。カタログ上では、炉内のサイズは判らないので、実際にメジャーを持ってどれだけのサイズの鍋が入るか調べるというのも忘れがちなチェックポイントだ。大きな炉内サイズは鍋が入る入らないという問題の他にも、薪の投入量にも直結するので、火の持ち時間にも大きく響いてくるのだ。「熱量がどうの」という数字以前に薪ストーブの性能を知る上ではるかに重要なポイントなのだ。
同様にダッチオーブンのカタログの寸法も外寸、内径までは判らないので、現物をきちんと確認してから購入したい。余裕で入る場合にはカタログの数字だけでも問題ないけど、ギリギリの場合にはけっこう微妙なケースも多い。ちなみにドブレの700SL(750GH)の場合には南部鉄器のF-333は入らないので一回り小さいF-334を選択しよう。これだったらジャストサイズだ。
そして、巨大ダッチオーブンF-333の場合はドブレの760CBだとギリギリで入る。しかし、メトスでは取り扱っていないドブレ700Gだとギリギリどころか余裕で楽勝で入る。この様子は、今日、実際に長野の別荘に3月に設置した700Gの炉内に入れてみて、明日の記事でレポートするつもりなので楽しみにしておいて欲しい。今夜は700GとF-333の組み合わせでピザパーティを楽しむ予定だ。
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