形が似ている750GH(メトス700SL)と700Gだけど、サイズだけでなく外観上も微妙な違いがある。まず最初に目につくのが灰受け室の扉の形状だ。
750GH(メトス700SL)の灰受け室の扉
750GH(メトス700SL)の場合は底部の比較的多くの領域を扉が占めている。そして灰受け室の扉の中央部分に一次燃焼の空気調整のダイヤルがある。これを回転させることによって燃焼をコントロールするようになっている。調整度合いは隙間を見れば一目瞭然で非常に判りやすい。
700Gの灰受け室の扉
700Gの一次燃焼の調整レバー
一方700Gの場合は底部の半分くらいの領域を扉が占めていて、かなり灰受け室の扉が小さくなっている。そして一次燃焼の空気調整のダイヤルは扉にはついていない。下の右側部分にスライドレバーがついていて、それを動かすことによって燃焼をコントロールするようになっている。右側に引っ張ると空気が開き、左側に押し込むと空気を閉じるようになっている。迷ったら本体の底の部分を覗き込めば判る。
見た目で判る両者の違いを上に挙げたけど、一次燃焼や灰受け室関連で以下のような共通点もある。
実は750GH(メトス700SL)も700Gのどちらも灰受け室と灰受けのトレーのサイズは同じなのだ。。750GH(メトス700SL)の扉を開けると、扉は大きいけれども中から出てくる灰受けトレーは小さく、ちょっと違和感があるかもしれないが、この部分は共通の部品を使っているためだ。
意外と小さい灰受け皿
灰受けのサイズは賛否両論あるけど、シーズン中で連日稼動している時の焚きつけ直前に、前日焚いてちょっと灰が多過ぎる時に炉内から下に灰を落として適量にすれば良いという考え方での設計のようだ。灰を落とす時には熾き火も一緒に落ちてしまうから、いきなり炉内から外に持ち出して庭にまいて捨てると火災のリスクが生じる場合もある。しかし前日に落とした灰の中に含まれている熾き火の残りを一日灰受け室で置いてワンクッションおいてから捨てれば安心ということで設計されているサイズだと思う。
炉内前面中央の下部にある一次燃焼の空気の噴出し口
(この威力は絶大)
また一次燃焼の空気の噴出し口に空気を導く流れも共通している。炉内に三角の形状の噴射ノズルのようなパーツの直下に穴があって、そこからフイゴで空気を送るように勢い良く空気が供給されるようになっている。この部分もどちらも共通していて、非常に燃焼能力の高い設計となっている。
翌朝熾き火をノズル周辺にかき集めて、こうやって焚きつけの細い木を組めば・・・・
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