ネスターマーチンS43 B-TOP仕様に初火入れ

ネスターマーチンS43 B-TOP仕様の薪ストーブ設置工事に行ってきた。今回は直接のお客様ではなく、建築設計事務所からの下請け案件だったので、そこの建築設計事務所のお抱えの大工さん、瓦屋さんとのコラボでの作業だった。普段はアース・リーのスタッフだけでやるけど、いつもとは違う外部の人との連携作業も良い感じでこなせて無事に完了した。
設置前の状況
終了後に職人さんが帰った後には、私が一人残って、しっかりと時間をかけて施主さんに対して取り扱い説明を行った。いつものように薪を組んで上から点火。今回はマッチしかなかったので、ちょっと緊張したけど、マッチ3本で無事についてくれた。
マッチで上から点火
温度が上がるまでには時間がかかるので、炎を眺めながら色々お話して、途中で奥様の手作りパンや、ご主人様の手作り竹細工や空手の実演などを見せてもらった。仲良し夫婦なので、一緒に長時間いても居心地が良かった。
奥様手作りのパンをいただいた
ご主人様手作りの竹細工を見せてもらった
ネスターマーチンS43は大型の薪ストーブなので、大量に薪をくべてガンガン焚かないとなかなか温度が上がらない。今回は平屋で煙突長も4メートル、しかもB-TOP仕様で排気抵抗も通常より高いので、ドラフトが弱いのは明らかだった。さらに、お客様が用意していたホームセンターでの購入薪が乾燥不足と二重苦三重苦だったけど、テクニックを駆使して頑張って焚いた。
フロント扉を開けて空気を送り込む
焚きつけから2時間後にようやく天板の温度が200℃に達して、二次燃焼の調整ができるようになった。焚き方や空
気調整のコツを実際に見せながら、お客様にもやってもらった。お客さんからも「これは聞いただけではできない。見せてもらって良かった。教えてもらわなければ炎の勢いにビビって早めに空気を絞ってしまっていたと思う」と感謝された。私のレクチャーを受ければ、薪ストーブを上手く焚けないということは、ありえないと思う。オーロラ燃焼となるような薪のくべ方と空気調整テクニックを教えて、最後に動画を撮影した。


この動画の中の冒頭の部分の奥様の「ありがとう」という声は、奥様の薪ストーブの夢を叶えてくれたご主人様に対するものだ。そして「リッチみたい」というは「薪ストーブの置いてある炉台周りだけを見たら・・・」という息子さんの声を受けてのものだ。暖かくて仲良しの家族の中に迎え入れてもらった薪ストーブは幸せそうだった。
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コメント

  1. うさぎ より:

    私の設置後は大変参考にさせて頂き前の掲示板以来大変感謝していますがこちらに移転してから
    初の投稿となります。宜しくお願いします。
    流石カワハラさんらしい喜ばれ方!
    さぞ焚き付けがデリケートな操作が要るネスターのオーナーは助かったとでしょう。
    天板が200℃に至るまでカワハラさんでも2時間経過するのは大変な機種ですね。
    寒い長野県では導入初期に暖かくないとのストーブ屋さんの指導ミスによる困ったクレームが随分多いと聞いていましたが2時間確り温度を上げれば綺麗な炎を見れるのですねー。
    私の機種は家内や娘でも超楽チン焚き付け運転できますので助かっていますが難しい機種も面白そう。
    半面多少厄介のようですね。
    先週は寒さも到来したので本格的に薪ストーブの炎と各種のストーブ料理も5日間たっぷりと堪能してきました。

  2. かわはら より:

    うさぎさま
    こちらでも、よろしくお願いします。こちらでの初投稿、ありがとうございます。
    どんな薪ストーブでもそれなりの使用説明は必要だと思いますが、特にネスターマーチンは重要だと思います。正しく使わないで「温かくない」というのもなんだかですが、それを指導できない販売店も困ったものですね。売るだけでアフターフォローができてないところが意外と多いのを実感しています。
    これから、薪ストーブを堪能できる季節ですね。楽しいですよね。