手も足も出ない煙突トップ

薪ストーブを設置する場合には、本体の機種をどれにしようかとか悩んでいるケースが多いけれども、それよりも重要なのは設置場所や煙突の配管経路だ。メンテナンスは毎年のことなので、煙突掃除がしにくい設置だと色々と苦労することになる。
今回依頼を受けた煙突掃除の現場は、まさにそんな感じで、煙突トップに手も足も出ない状況だった。
1、三階建てなので二連ハシゴをかけても地上から屋根に上がることができない
2、高所作業車も入るのが難しい場所
3、かなり屋根の勾配がきつくて、屋根の上に立つのが厳しい
4、煙突トップは屋根上から3メートル位で手が届かない
5、ステーの上部の煙突をバラさないと不可能
足場の悪い中、複数の作業員を使って命がけで作業するか、あるいは足場を組んでアクセスできるようにするかなど、いずれにしても、通常以上にかなりの費用がかかってしまう。
とりあえずは横引き部分を掃除して、煤の量を確認した。茶碗一杯程度とそれほど多くはなかった。次に縦引き部分を下から上に向けて掃除すると、やはり同じくらいの煤の量だった。さらさらの質で焚き方も悪くないし、トップの形状も考慮に入れると、まだトップは詰まるほどではないと判断できたので、今回に関してはトップの掃除は「なし」にした。
でも数年に一回はトップの様子も確認したいところだ。その際には、また悩むことになりそう・・・・。
煙突トップにアクセスが難しい設置状況だった
とりあえずは横引き部分の煤を薪ストーブ本体に落として煤の量を確認
茶碗一杯分とそれほど多くはなかった

  
   
かわはら薪ストーブは全国

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