koudaさんのお店のデモ機として置かれているドブレの760CBは、まだ試し焚き程度で、本格的に稼動はしていない。そのため炉内の温度も十分に上がっていないし、本当に炉内全体が高温になっての本来の燃え方というのは、この冬に初めて発揮されるだろう。
実は大型機特有の燃やし方というのがある。薪ストーブに関しては大は小を兼ねないのだ。大型機は温度を上げるためには、小型機以上にたくさん薪を投入して気合を入れてガンガン焚く必要がある。そうして炉内の温度をしっかり上げてやらないと性能を発揮しない。トロトロちびちび燃やすと、ただ薪が燃えているだけで、二次燃焼しないで燃費が悪くなる。
本来の燃やし方をまだしてないので、炉内には燃えカスの炭が多く残っていた。本格稼動しても、空気を絞りすぎているとこういう状態になりがちだ。
灰受室の蓋を取り外して金網を敷いて大量の空気を入れるようにしている
そしてこのお店では平屋で煙突が短いこともあってドラフトが十分ではない。そのため「灰受け室に通じる蓋を外して空気穴を広げて金網でカバー」「煙突出口直前の整流カバーを取り外してバッフル板上部から煙突へ排気直結」という改造を施してある。それでもドラフトはかなり弱めだった。店主も自宅で別の機種の薪ストーブを使って経験を積んでいるだけあって、色々と工夫をしている。この環境ならではの焚き方があるようだ。
暑くて本当は薪ストーブを焚くような天気ではなかったけれども、実際に火を入れてやってみないと判らないことも多いので、本格稼動する前にガンガン焚いてみた。とりあえず定番の(?)上から着火方式を試してみた。
着火材、初めて使ってみた
薪の置き方を修正しつつ、空気の流入やドラフトを確認する