昨日の記事では鋳物の薪ストーブはスロースターターと書いたが、ガンガン焚き続けていれば、火を入れてから2-3時間後には圧倒的な温かさを提供してくれる。それは部屋の中に太陽があるのではないかと思えるくらいのもので、もはや誰にも止められない究極の温かさだ。
ちなみにこういう状態の時の炎は濃い黄色やオレンジでだけはなく、透明に近くなってきてだんだん青っぽい色合いも混じってくる。ボーボーとした炎ではなく、ゆらゆらとしたオーロラのような炎になっている。写真はこういう状態の時の炎の様子だ。
この状態をずっと続けると、やがて部屋の中は外気温が氷点下の真冬日でも30℃近くなり、Tシャツ一枚でも暑くなってしまう。真冬に汗をかきながらのアイスクリームやビールも美味しいが、調子に乗って焚き続けていると、そのうち暑くて苦痛なくらいになってしまう。この場合には窓を開けて温度を下げたり、薪の追加投入をやめて炎を弱めてやり鎮火方向へ持っていく。空気調整でも炎の加減は多少コントロールできるけど、多少絞ったくらいではなかなか温度は下がってくれないのだ。