煙突掃除、そして炉内の掃除が済んだら、薪ストーブの表面もよく観察してみよう。調理で天板を使ったりしていると吹き零れた部分が錆びたりしているかもしれない。こういう錆びを放置しておくと、どんどん広がっていって、とてもみすぼらしくなってしまう。気がついたらコマメに手入れしてやろう。
錆びを落とした後は、その時の塗装の状態によって手入れの方法が異なる。いずれの方法も鋳物の表面を保護して、錆びを防止してやるのが目的だ。これによって、綺麗な状態を保って、さらに愛着も湧いてくるだろう。煙突掃除が自分でできない人でも、せめてこのくらいはやってあげよう。
あまりに錆びがひどくなってしまって、錆びと一緒に薪ストーブの表面の黒い塗装までかなり落ちてしまった場合には、周囲をマスキングした上で耐熱の黒のスプレーで塗装してやる。
錆びがそれほどでなくて、薪ストーブの塗装はそこそこ残っている場合にはストーブポリッシュを少しだけウェスにつけて磨く。あまりたくさんつけすぎると、触ると手が黒くなったり、焚いた時に焼けて煙が出てしまうので、薄めに手で触っても黒くならない程度につけるのがポイントだ。
塗装まで劣化してないで錆びだけが取れるような軽症の場合には、オリーブオイルをちょっとだけウェスにつけて全体を磨いておけば良い。(あまり極端にオイルをつけすぎると、次のシーズンに焚いた時に激しく煙が出るのでほどほどにしておこう)
天板に錆びを発見!