シーズンオフ前の手入れ

薪ストーブを毎日稼動させている時期は特別に手入れをしなくても錆びが出たりすることはない。

しかし、暖かくなってきて稼動することが少なくなってきて手入れをしないまま放置しておくと、梅雨時くらいになると写真のように錆びが出てくる。これは灰が空気中の湿気を吸収して水分を含み、これが鋳鉄と長時間接触しているために起きるのだと思う。

このままにしておくと次のシーズンに使う時にかなり見苦しくなるので、気がついたら早めに処理しておくと良い。

梅雨明け宣言が出たらやろうと思っていたが、ふとチェックしたらけっこう錆びが出ていたので前倒しでメンテナンスをすることにした。

方法としてはまず、炉内の灰を除去する。シャベル等を使い極力掃除機を使用しないで、できる限り除去する。掃除機は最後の仕上げだけにとどめておく方が無難だ。水フィルター式やサイクロン式の掃除機は灰を吸い取っても吸引力が落ちないが、普通の紙フィルターの掃除機だと、粒子の細かい灰を吸い取るとすぐに目詰まりしてしまうからだ。

灰を除去した後に、ワイヤーブラシを使って錆びを落としてやる。普通は下のリンクのような手持ちのブラシでも大丈夫だが、あまりに激しい錆びの場合には電気ドリルの先にくっつけるアタッチメント式の回転ブラシが良いかもしれない。

その後でCRCなどの防錆潤滑油のスプレーを塗って、ボロ布でよく磨き上げてやれば完璧だ。ついでに錆びが発生した部分だけでなく、その周辺や本体表面なども一通り処理しておけば錆びの予防になる。また、空気取りいれ口のネジや扉の稼動部分などにも潤滑油を塗っておくと良い。

たまにシーズンオフに炉内に「水取りぞうさん」などの防湿剤を入れておく人もいるようだが、これは「おまじない」「気休め」程度のもので、きちんとメンテナンスをしないで防湿剤を入れても錆びは出ると思う。

https://lifestyle.blogmura.com/slowlife/
にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフ

かわはら薪ストーブは全国

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする