まずは煙突の壁面貫通部分からスタート

一番最初に壁の貫通部分に煙突を通すのが基本だ。その煙突を水平になるようにして、なおかつ壁面に対しては垂直になるように、水平器を使って位置を出していく。
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煙突を貫通させたら、次は化粧板で穴をふさぐ。取り付けの際には板が水平、垂直になっていることを確認する。天井からの距離を左右で計測したり、水平ラインの模様に合わせると良い。目視で適当にやると、視点が斜めからので曲がってついてしまうので、きちんと確認しよう。
水平部分が終わったら、T字管を取り付けて、下に接続する煙突が真下に垂直に降りてくるように、水平器を当てたり、差し金を使って、貫通部分の煙突を回転させて微調整する。
ちなみに、この部分に45°のエルボを二つ使って90°にしたりしてメンテナンス用の蓋なしの施工ををよく見るけど、この場合は煙突掃除の際に煙突をバラす必要が出てくる。直角のところには煙突掃除のブラシが通っていかないからだ。毎年のメンテナンスの際に、煙突をバラさなければならないのか、バラさずにすぐ作業できるのかはトータルで考えたら大きな差となってくる。作業時間的にも累積したら馬鹿にならないし、室内への煤の飛散の差も大きい。多少値段が高くても、蓋付きのT字管で考えたい。
天候が不安な場合とか、スタート時間が遅くなった場合には、貫通部分の作業が終わったら薪ストーブへの接続は後回しにして、先に屋外側の作業をどんどん進めてしまおう。そうすれば雨が降ったり、暗くなったりしても、残しておいた室内側をじっくりできる。条件が良い時に室内側で時間を消耗してしまうと、屋外側での作業時間が確保できなくなる。条件を考えて、室内側を先にやるか、屋外側へ回るかは判断しよう。
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今回は十分に時間があったし、雨の心配はゼロだったので、そのままの流れで先に室内側を完成させることにした。
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