この1週間ほど室内用のロケットストーブを連続稼動させて、ちょっと改善したいポイントが出てきた。ヒートライザーから噴き上げた炎が強烈に天板に叩きつけるわけだけど、熱が凄すぎてコーナー付近の温度が500℃近くなってしまう。それでも特に差し支えはないのだけど、周辺に伝わる熱が強くて近づくと暑くてたまらないのだ。
この部分の温度を下げることと、炎を前方向に導いて、さらなる効率アップを目指して、ヒートライザー上部にソープストーンと断熱材を入れてみた。(背面、側面部分からは下方向へ排気が流れないようにした)
この改造で排気が前方向にのみ流れるようにした。そしてオーブン室の左右を通って下方向へと流れるようになる。排気経路が、これまでより伸びて効率アップが見込まれる。その分、焚きつけがしにくくなる可能性があるが、それらの点をテストしてみた。
ソープストーンをヒートライザー上部の背面、側面部分に置いて、排気が下に行かないようにした
ソープストーンの上部には断熱材を充填して、炎が直接当たらないようにした
焚きつけ時の煙は問題なかった
安定燃焼時の炎やオーロラも、より綺麗になって、良い方向へと改善できたことが確認できた
これまで500℃近くなっていた部分も200℃程度と、無難になった
今回のプチ改造で良い方向にシフトして狙い通りだった。
コメント
一週間に渡るテスト、楽しそうでうらやましいですね。マキストーブ三昧。
改良点の洗い出し、良好な結果、なによりです。300度も変化すると言う事にはおどろきます。
まだいろいろ探る所がありそうですね。 北の空より。
風の森さま:
この角の部分の温度が下がったということは、他に部分にその温度が回って全体的により均一な温度になっているわけです。前方向に向かっての熱が伝わりやすくなったということで、効率アップに繋がっていると思います。
さらにソープストーンで蓄熱されていることも大きいと思います。