ハンター薪ストーブの不満なところ

1ヶ月以上に渡って連続使用してきて、良いところ、悪いところ色々見えてきた。
「立ち上がりが早く、短時間で暖かさを実感できる」「料理にバリバリ活用でいる」「オートマチックで使いやすい」「メンテナンス性や耐久性に優れている」などの長所をレポートしてきたけど、短所が全くないわけではない。絶賛するばかりで不満なところを書いておかないと不公平だし、正しい選択の妨げになったり、後悔してもらいたくないので、正直に感じたことを書いておこう。
私の判断の基準というか、比較の対象になるのがドブレ700SLなので、かなり厳しい見方になるが・・・。
1.灰のこぼれる量が多い
バリバリ毎日使っていると、ログキャッチバー(ログガード)から灰が前面にこぼれてくる。薪ストーブの前面に灰受けのステージはあるけど、そこに積もると今度は扉の開閉の際に灰が邪魔になるし、扉のガラス下部の突起部分にも灰が積もる。
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ログキャッチバー(ログガード)から灰が全部にこぼれてくる
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扉のガラス下部の突起にも灰が積もる
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その灰が落ちて炉台を汚す
あまり放置すると、落ちた灰が薪ストーブの熱気で舞い上がって、室内に拡散してしまう。
焚きつけの前の薪ストーブの熱気がない段階の時に刷毛で溜まった灰を取り除いてやれば問題ないけど、手抜きして何日も手入れしないで放置しておくと、この灰が無視できないことになってくる。
ログガードの谷間部分が一次空気の流路も兼ねているので、あまり灰を炉内に溜め込み過ぎるのは良くない。灰が溜まってきたら、適度に炉内に残して、谷間より上の部分は取り除いてやることが使いこなしの重要なポイントだ。
2.扉を閉めないと煙が室内に出やすい
バッフル板が簡単に取り外せるのは良いけれども、取り外すバッフル板の前面には取り外せない薪ストーブの構造部分が存在する。エアカーテンの空気取り入れ後のプレヒートの部屋の底の部分だ。
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三角の取り外し可能なバッフルの前部の平らな部分がエアカーテンのプレヒート室
ドブレやヨツール、スキャンなど他メーカーの良くあるCB機の燃焼経路では、扉を開けたすぐ上部が、バッフル板の切れ目の空間になっていてそこから煙が折り返して煙突へ抜けていく経路なので、扉を開いても煙が室内に出てき難い。
しかし、ハンターの場合は扉を開いた上の部分がバッフル板の折り返しの空間になってない。そのため、扉を開くと取り外し可能なバッフル板を飛びぬけて前にきた煙が、室内に出てきやすい傾向にある。(もちろん、きちんと燃えていて煙突ドラフトが効いている状況であれば、室内が煙モクモクで真っ白みたいなことにはならないが・・・)
ネスターマーチンのように焚きつけ時に扉を開いて空気を送り込んでやる方が良く燃えるみたいなテクニックが必要な薪ストーブもあるけど、ハンターの場合はむしろ扉を閉めた方が良く燃えることが多いし、下手に開けると煙が室内側に出てくる。これもハンターが「火をつけたら扉を閉めて放置」というふうにオートチックでラクチンということにもなるのだけど、逆に言うと扉の開閉で空気の流量をコントロールするというような細かな技が使いにくいということにもなる。
上に書いた2点が1ヶ月以上連続稼動させて、私が感じた不満点だ。両方とも致命的なものではなく、その性質に合わせた使い方をすれば問題はないことだと思う。
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コメント

  1. 山口透 より:

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     こちら一連の写真で見ると、薪止めが浅いのが良く分かりますね。
     一次燃焼空気はドアの下横幅いっぱいから直接入って、薪止めの間から炉内薪に向かっていくと理解して良いですか?
     ガラスエアーは絞ると全閉になるのですか?

  2. かわはら より:

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    山口透さま:
    一次エアの流れはその通りです。
    上部からのエアカーテンも絞れば全閉になります。

  3. 山口透 より:

    1dbc68b9902863f2b1188086396af296
    絞った運転の時は、エアカーテンはどの位開けているのが良いですか?

  4. かわはら より:

    5a326db1e1e9e1431610192552ef3117
    山口透さま:
    それは背面からの二次燃焼のエアー調整のプリセット量によって違うので一概に言えません。
    背面を絞り気味にした場合にはエアカーテンを微妙に開けておいた方が良いし、背面を開き気味にしたらエアカーテンはゼロでも大丈夫です。
    ユーザーの好みのセッティングに調整できます。

  5. 窪田敏彦 より:

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    川原さん、お久しぶりです。
    岐阜で軽井沢ストーブを焚いている窪田です。
    ハンター薪ストーブの記事は私のストーブと近い存在なので、興味深く読ませていただきました。鋳物と鋼鈑で長所、短所があることがよく判りました。私は今のストーブ以外は焚いたことが無いので、その違いについて体験したことがありませんし、多くの薪ストーブユーザーは、一度導入した薪ストーブを交換することはほとんどないでしょうね。そういう意味で、川原さんの辛口批評は、これから導入予定の人にとっては良いアドバイスになるんでしょうね。これからもガンバってください。応援してます。

  6. かわはら より:

    5a326db1e1e9e1431610192552ef3117
    窪田敏彦さま:
    ご無沙汰しております。ご活躍はブログで拝見しています。
    お使いの薪ストーブはハンドメードで大量生産の品物ではないですから、ユーザー数は限られていますが、良いものだと思います。サイズも含めて置き場所を確保できる人も限られてきますからね。
    こういう仕事をしているので、色々な薪ストーブに触れる機会があって恵まれていると思います。
    これからも色々紹介していきますので、よろしくお願いします。

  7. なたろう より:

    74be16979710d4c4e7c6647856088456
    扉側に灰が溜まってしまうのは、鋼板製ストーブの宿命でしょうか^^;
    何か良い方法は無いもんですかね?
    ドブレとかはそうゆうとこ無いんでしょうか?

  8. かわはら より:

    5a326db1e1e9e1431610192552ef3117
    なたろうさま:
    扉に灰が積もるのは鋼鈑とか鋳物とかの違いではなく、それぞれの機種特有の問題だと思います。
    ドブレだとあまり気になりませんねぇ。

  9. 山口透 より:

    1dbc68b9902863f2b1188086396af296
     なるほど。炉内は幅に比べて高さは低く、且つバッフル板の吸い込み口は最前部ではないので、エアカーテンも2次燃焼に絡んでいるのでしょうね。
     2300では開けておくと吹き下ろしてロストル下にまで潜り込んで1次燃焼に、絞り気味ではハンターと同じく2次燃焼に消費されるようです。
     その様子は、ハンターバッフル板パクリ応用のバッフル板内左右分割で、写真が撮れました。下から覗き上げている画像を見て下さい。エアーカーテンが関わっているのが感じ取れます。
    https://www.facebook.com/photo.php?fbid=801248509945893&set=pcb.759906137391842&type=1&theater

  10. かわはら より:

    5a326db1e1e9e1431610192552ef3117
    山口透さま:
    炉内の形状によって空気の流れはかなり違いますねぇ。
    写真も拝見しました。綺麗の撮れてますね。

  11. だどもなぁ より:

    74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ついにまとまってきた感じですね~
    一見バッフルが奥目に出口切ってあるので逆流しずらいだろーなって思ってましたけど出ますか。
    家のもバッフルの上に耐火煉瓦並べたら出やすくなりましたね~
    扉開けての焚き付けブーストは全然可能な程度ですけどね。
    灰がこぼれやすいのも一緒ですね。
    これは薪止めが浅いのはもちろんですが、エアカーテンの影響からか、燃焼が手前側が速いために燠が手前から奥に傾斜が付くからかな~と
    ウチのストーブでは感じてます。

  12. かわはら より:

    5a326db1e1e9e1431610192552ef3117
    だどもなぁさま:
    私も最初は煙が漏れ難いと想像していたのですが、使ってみて意外でした。
    それぞれの機種ごとの特徴がありますねぇ。