え?この部分にシングル煙突使う!?

「何故、二重断熱煙突を使うのか?」という問いに対して「排気温度を下げずに、煤の付着やドラフトを弱めないため」ということと、「建物の貫通部分を熱から守るため」という2つの観点がある。
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後者のみしか考えてない場合には、こういう施工になるようだ。小屋裏の暖房とは関係ない部分だから、よくある誤解の「煙突からの採暖」というシングル煙突多用の言い訳はないだろう。
二重断熱煙突は1本3万円ほどだから、こういう施工をすると3万円くらいコストが安くなるわけだけど「この部分でケチってどうする?」というのが正直な印象だ。煙突を断熱しておけば、排気温度が高いままトップから抜けていくので、煤の付着も少なくなるし、ドラフトも弱まらないので空気を絞って焚くことができるので燃費が良くなるのだ。
ここはドブレ900Gの点検で訪問したところだけど、本体だけでなく煙突の状態も確認した。良く見ると二重からシングルになるところが折れ曲がっているし、ただ、挿入されているだけで、きちんとロックしていなくて不安なので、きちんと固定して、さらに断熱材を巻いて保護しておくことをお勧めしておいた。
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