薪ストーブの煙突の立ち上げ方は大きく分けて二通りある。
円錐型の金物を使うフラッシングと、箱で覆うチムニーだ。
雨仕舞いの面、性能面で圧倒的にチムニーが有利だけど、効能はそれだけではない。勾配のきつい屋根の上でも身体を支えたり、平らな場所に煙突掃除の道具を置いたりすることができるので、安全かつ快適にメンテナンスができる。煙突掃除は毎年のことなので、リスクの少ない作業ができるかどうかも重要なポイントだ。
チムニーで身体を支えることができるので、急勾配で滑りやすい屋根の上でも安全に作業できる
平らな場所に道具を置くこともできる
地上ではわけないことでも、勾配のきつい屋根の上では、安全性、作業性などのメンテナンス性の良し悪しが大きく違ってくる。燃焼の性能面や、雨仕舞い、寿命などの観点だけでなく、メンテナンス性という意味においても、チムニーにするメリットは大きい。